IDの由来
初の記事です。
1dayの由来…ひねりも何もないが、『ワン・デイ』(原作One Day) デイヴィッド・ニコルズ著 からとった。
アン・ハサウェイ主演で映画化もされてます。
あらすじは大学の卒業時に知り合った男女が、遠回りしつつ20年後に結ばれる…って話で真新しくも何ともないんだが。
歯がゆい恋愛の描写も良いが、
何者にもなれてない二十代の焦燥感や
仕事は安定してきたがまぁ先が見えてきてしまい、この先人生こんな感じでいくんか…という三十代の諦念の描写が良い。
夫が彼氏だった10年程前、就活生やら地方配属された私には大学出たての主人公達のヒリヒリした焦りが刺さったのなんの。
結婚しろしろ攻撃を日夜繰り出すモンスターに成り果てた二十代後半には、これまた作中の結婚のエピソードがこたえたよ…うん、主人公の片方の。
そして力業で結婚はしたものの、子ども早よ欲しい/少し待って問題が間に横たわる点や、
仕事への考え方(その内書きたい。私はバリキャリと言うにはおこがましいが、夫からすると典型的な日本型サラリーマンの鋳型にがっちりハマっているらしい。)についてぶつかる点など、もう共感の嵐過ぎて心穏やかに読めない。
労働者の権利を世界で初めて獲得したお国出身の夫とはまーぁよくぶつかる。
堅いかったーい業界で、専業主婦の奥様とお子さんというご家族構成の既婚男性か、総務に時間外超過の再々申請をしょっちゅう書かされている独身男性に囲まれて、まぁイヤでも画一化されたサラリーマンは内面化するわな。
共通の言語(文字通りの日本語・英語と、職場での共通言語)を持たないって、本当にメンタルをゴリゴリ削ってくる。
本の紹介から大きく蛇行した。
最後の最後、月並みだけど一日(ワン・デイ)を大切にしようと思わされる一冊。
でも人間性が本一冊で変わる程殊勝な性格はしてなくて、セックスの後自分が夕飯を作ると約束していながら先に寝た夫への腹いせに、コンビニ餃子、ニラレバ炒め、サントリープレミアムバー(6%)のトリプルコンボを決めながら記事を書いている。
小説自体は素敵なので是非手にとっていただいて、叶うなら感想を聴かせていただければそれはもう心底喜びます。
明日は久しぶりの出勤日なのでここでフリックを置く。
おやすみー
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