【1$にカタル】その1『ジ ヂ』

1$ note 二周目になりました。ブランド発起人のムラマスカツユキです。

前回ブランドの説明と、コンセプター/イラストレーターを肩書に掲げている理由を書き、≪『発想』を形に起こすまで≫を今回載せるとしていたのでテーマとさせて頂きます。

まず、知っておいて欲しいこと…

『イラストとは?』メッセージを伴う図版表現、メディアで複製され機能する。とあります。※『美術』は作家の「個」から発し、普遍性を目指すもの

大衆に向けた手法、lustrare,illuminate(照らす)→「分かりやすい物」という『図解』に近い手法です。まさに自分が行っていることはこういうことです。前回でも記載している

イラスト(の解説)→文字(タイトル、キャプション等)これは、あくまで『美術』的な手法のように感じました。

↑こちらの方法ではなく

文字(の解説)→(可視化する為の)イラスト と、取ることで絵画的な手法より日頃目にする『活字』、『話し言葉』、至っては『考え事』の「面白い」の方が一般的であると考え着きました。(小説の挿絵のようなスタイル)

『ダジャレ』『回文』『韻を踏む』『キャッチコピー』『四字熟語』『ことわざ』なんかもキャッチコピー的な簡略化された「面白い」作品です。そこに作者の意図(今回の場合、自分なのですが)が組み込まれ『(遊び方を)提案する人』=コンセプターという『誰でも遊べるルール』が完成するのです。

それでは、それを踏まえて作品を一つ解説していきましょう。

1.『カニを描きたい』『赤い作品を作りたい』まず、この考えは有りました。制作時期周辺の作品との兼ね合い、出会った人間達から得たり感じたものであったりと、その辺り僕の作品はかなり含んでいます。顕著に出します。
2.『カニのダジャレを考えよう』(時期的に【U-NAGI】【I CAN FRY.豚で行け】などダジャレ期だったようです。)そこで、≪紅葉、カニも身近に≫というダジャレが浮かんできました。採用です。
3.『≪紅葉、カニも身近に≫で、いいのか?』もちろんそのまま付けても『ダジャレ』の面白さを入れた作品では、あるのですが。僕の成功は、『「面白い」の追究』見る人の興味を上回ることです。いじくり回していきましょう。(この疑問や葛藤の落としどころが、スタイル。とても大切な項目です。)
4.『他の文字に変えてみよう』自分がよく行う手法です。「momiji kani mo midikani」「もみじかにもみぢかに」「モミジカニモミヂカニ」口に出してしまえば結局一緒という事を活かした考え方です。(ダジャレそのものの解説みたいで、少し恥ずかしいですが)ここで大切なのが『ジ』と『ヂ』の違いです。もちろん「もみじかにもみじかに」のリフレインは子供らしさもでてかわいいタイトルにはなりますが≪紅葉、カニも身近に≫を活かす為には違いをしっかり出してあげることが大切です。近年、『カタカナ変換』にはレトロさ、伝わりやすいお洒落感といった使われ方をされている印象です。「モミジカニモミヂカニ」
5.『【分かりやすさ】と【分かりづらさ】の境界を探る』「モミジカニモミヂカニ」見てくれる人がタイトルを見た時に、スラスラスラっと読まれている映像が浮かびました。なので、「 」を入れてあげます「モミジカニ モミヂカニ」離してあげることで簡易的な『間違い探し』を作り『ジ』と『ヂ』の違いが分かりやすくなりました。ついでに呪文みたいになったので、キャプション内にもそういった言い回しを使いました。

以上が、『モミジカニ モミヂカニ』の骨となる部分です。ここから、イラストレーターとしての自分が稼働していくわけです。もちろん、遊び方様々なので『この作品は、こういう遊び方だな』『自分だったらこうするな』など自分に重ねて頂けると、僕の作品は完成します。

その他の作品は、1$WONDERLAND HP

この作品の解説お願い!とかあれば、参考に致します。(枠が月一なので、多ければ選びます。そんな多くないか、多くあってほしいな)コメント下さい。お願いします。

今日はここまで、もう終い!

また、次回!

1$WONDERLAND ムラマスカツユキ

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