サラダチキンの勢いがすごいというお話

食べたことない人いない説

筋トレしている人、ダイエットしている人、健康を気にしている人...

最近みんなこぞってコンビニのサラダチキンを食べてますよね。

そんな勢いのあるサラダチキンの市場推移やその背景にある健康志向の浸透などについてちょいと調べてみました。

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右肩上がりの市場規模

2017年の市場規模が269億円、2022年には311億円まで新調すると見込まれています。

以下の記事にもあるalic2017年度鶏肉調製品の消費実態調査を見ると2013年から比較すると3倍近く成長していると見られます。

この勢いのある市場を支えた裏にはある業界の成長があると考えられます。


サラダチキン成長の裏にあるボディメイク

サラダチキンの市場規模伸長と同様の成長曲線を描いているのがRIZAPに代表されているボディメイク市場である。

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※RIZAPグループ2019年度3月期決算説明資料より

RIZAPなどの店舗の横にあるコンビニでプロテインなどと同様にサラダチキンが棚の多くを占めているのも見たことあるんじゃないでしょうか?

この時期より健康志向の浸透、それとともにサラダチキン市場も伸びてきたと考えられる。


皮なしという革命

2013年までは皮もついてサラダチキンは販売されていたのだ。

そもそもサラダチキンはサラダと一緒に食べるチキンとして販売されていて、健康食品として存在はしていなかったのだ。

ただ市場調査からわかったのが、多くの客が皮を取ってから食べているということだった。

皮を取ることでカロリーを40%削減、それによって健康ブームの中心に乗って市場成長を大きく牽引させたのだ。


市場の展望

精肉メーカーやコンビニのプライベートブランドなど、プレイヤーがひしめき合っている状況、今後は価格競争なども激化すると考えられる。市場の成長も鈍化していくだろう。

これからは各社が価格競争以外の方向性で新しい可能性を見つけていく必要があるだろう。


最後に市場の展望を勝手に考えてみた

①高価格帯商品化

栄養価の観点でサラダチキンにどれほどのポテンシャルがあるかはわからないが、完全栄養食品として高価格帯商品として勝負する方法なども考えられる。

②サプリメント化

サプリメント化することも可能であろう。プロスポーツ選手などをうまく取り込めたら市場成長も見込めるかもしれない。

③新たな販売チャネルの開拓

フィットネスクラブとの提携などで、販売チャネルを広げることも一つの戦略だろう。医療機関なども考えられるチャネルの一つになるだろう。


ここまで読んでいただきありがとうございました。

気まぐれに更新していきますので、よろしくお願い致します。