見出し画像

Aro/Ace(っぽい人)のインタビュー記事、読みたくないですか?|「1/100」のトリセツ#3

この記事はこのメディアの「取扱説明書」の第3回です。前回はこちら

この「1/100」というメディアでお前に何ができるんじゃい?

この記事にたどり着いた方は当然そう思いますよね。

Aro/Ace界隈の多くの方は、言葉にならない苦しみを抱えて生きてきました。その説明をするために、自分自身で思考をめぐらせてきたからか、言語化する能力や表現する感性が長けている印象です。
なので、こういったnoteなどでいろんな発信をしている方がすでにいます。

その中で、れいすいき(筆者)に何ができるのか。
端的に言えば、以下の3つだと思っています。

・インタビュー記事

「ロールモデル」が少ないと言われるAro/Ace。調べてみると、Aro/Aceっぽい人に限定したインタビュー記事の配信を行うメディアはないようです(あったらすいません)。

であれば、「ロールモデル」というのは絶対視しすぎな言い方ですが、「Aro/Aceっぽい人で、こういうケースもあるよ」と伝えるメディアはあってもいいのではないかと思いました。

他ならぬ自分自身が、ロールモデルというものが見つからず、どんな生き方をすればいいんだろうと悩むこともあったりします。だから、AroAceな人たちの生き方や考えを聞いてみたい。記事があったら読みたい。ないなら……作りたい。そう思いました。

いろんなAroAceっぽい人の話を聞いて記事を作り、それを読んだ人になにかの発見があれば…と思っています。

記事内容としては、大きく2つのテーマに分け、

#1その人の生い立ち~Aro/Aceという単語に出会うまで
#2Aro/Aceという単語に出会ってから~思い描く生き方や人生観+α

という形でまとめていきたいと思っています。

ここで「Aro/Aceという単語に出会う」と記しているように、記事の対象も読者も「私はAro/Aceです!」と強固に自認している人だけを対象とはしていません。広く「AroAceっぽい人」を対象として、お話を聞いて、1つのケースとしてお伝えできたらと思います。

(ちなみに「LGBTER」というLGBTQ+の方々のインタビュー記事を配信しているサイトで、アセクシャルを自認しているなかけんさん や ともさん の記事はあったりします)

・アンケート企画

Aro/Aceっぽい人は実生活で自分と似たような性的指向、恋愛的指向の方と出会ったことがない方が多く、他のAro/Aceさんはどんな方なんだろう?と興味を持つ方が多い印象です。だからオフ会も活発になっていると思うのですが、さまざまな事情で参加できない方がいます。参加はできない、でも、他のAro/Aceさんの意見や話を聞いてみたい……

そんなニーズに応えるべく、アンケートを取って、Aro/Aceさんについて、こんな人がいると紹介していけたらと思います。「私だけ?」と思うものでも、他に仲間が見つかったり。同じAro/Aceでも人それぞれと気づいて、自分の存在をいい意味で冷静に相対化できたり。読んだAro/Aceっぽい人にもプラスの効果があるのではないかと期待しています。(Aro/Aceとはこうじゃなきゃダメみたいなマインドにはならないように記事を作っていきます)

・アロマンティックとは? アセクシャルとは? 解説記事

先述した通り、AroAce界隈には素晴らしい文章を書く方がたくさんいて、中でも自分が影響を受けたのが「夜のそら:Aセク情報室」(現在は更新終了)でした。

繊細な心情を吐露しながら、アセクシャルなど「Aコミュニティー」を解説する独特な筆致。読んで、自分自身と重ね合わせながらセクシャリティーへの理解が深まっていきました。

まず自分がこれ以上に情報が詰まった内容を書くのは無理です。その知識も才能もありません。

では何を解説するのか。いやしません。自分は届けるだけです。

どういうことか。

夜のそらさんの文章はセクシュアリティやジェンダーに興味を持った人に向けてかなり難しい概念についても書かれていて、自分(れいすいき)もすべては理解していない自信があります(←自信を持つな)。

ただ、この素晴らしい文章にたどりついてもらうために、そもそもAro/Aceという単語を知ってもらう必要がある。

そんな「経由駅」となるような記事を自分は書いていけたらと思っております。

具体的には「恋愛 わからない」「セックス 興味ない」と検索を試みた人にAro/Aceという単語を知ってもらう。恋愛に興味がない人にアロマンティックという単語があること、その単語を知って救われた人がいることを伝える。性的なことに興味がない人にアセクシャルを自認した人がいて、あなただけではないことを伝える。

届け方はストレートな単語の解説だけではありません。さまざまなアプローチを思いつく範囲で、可能な限りでやっていけたらと思っています。

Aro/Aceっぽいキャラクターについての考察をすれば、アニメやドラマ、漫画を見た人にとってAro/Aceという単語について気付くきっかけになるかもしれません。

Aro/Ace界隈でのオフ会や講演会、その他のコミュニティーとしての活動などをいろんな切り口から取り上げることで、検索画面やSNSで届くべき人に「こんな人達がいるんだ」とAro/Aceの存在が伝わるかもしれません。

このあたりは自分もやりながら、こういうふうに記事を作ると届くんだ!と気付くこともありそうなので、まだAro/Aceという単語を知らない人に向けて、いろいろと試行錯誤していくと思います。あたたかく見守ってください。そして気づいたことありましたら、コメントいただけますと嬉しいです。

 では、そんなコンテンツをなぜ文字主体でやるのか? #4ではブログ(note)でやる理由を説明していきます。

※7/2 誤字についての指摘があり、修正しました(恋愛的思考→恋愛的指向)。ミスリードする表現があり、申し訳ありません。

<#4「文字メディアの理由」編を読む>

この記事が参加している募集

サポートも受け付けています!