バケツズ8月京都公演『ハロー、ノストラダムス。』について。

こちらの文章は、本日のバケツズ8月京都公演『ハロー、ノストラダムス。』会場内で配布する『まえがき』からの抜粋となっております。

【京都公演のまえがき】

　本日はお越しいただき、本当にありがとうございます。
　文芸サークル『バケツズ』の主宰、横林大です。

　先日、ロームシアター京都で『ふくすけ』を観劇しました。
　大人計画の松尾スズキさんが３０年以上前に完成させた傑作。私は、戯曲を読んだり、闇の力を利用して公演映像を見たこともあったのですが、それでも今回生で松尾スズキという人の本や演出に触れて、その凄みに圧倒されてしまいました。

　勿論、作品の良さや役者の素晴らしさにも心が熱くなったのですが、私はどちらかと言えば”演劇”というものが持つ熱量にやられたのだと思います。決して生活の中だけでは手に入れられない、ある種の狂気も孕んだような、舞台から放たれるエネルギー。

　日常で例えると、お祭りでしょうか。
　方々の人々が、それらを楽しむために一カ所へ集まり、演者を眺め、そして終幕が訪れると、そのまま思い思いに語ったり、グッズを買ってみたり、熱を携えたままそれぞれの生活へ戻る。

　そう考えると、あまり得意でなかった歌劇も、２.５次元俳優のお芝居も、これをお祭りだと定義づけると何か腑に落ちるものがあります。日常から乖離するための年に何度あるかわからない特別な日。

　じゃあ、観劇おじさんやらの蔑称で呼ばれるようなタイプの人は年中祭りのことばかり話す岸和田のだんじり系列の方と同列だったりするのかもしれません。日常に退屈を感じ続ける人々の延命装置のような。

　さて、当公演はどうでしょう。
　あなたの心を燃やしたり、人生の延命装置になるほどの“祭り”になるのでしょうか。　　

　改めまして、本日はお越しいただき、本当にありがとうございます。
　文芸サークル『バケツズ』の主宰、横林大です。

　六月の公演の目標は、大きな会場での劇作品と、語りを中心とした小説を完成させることでした。
　八月の公演を控えた今の目標は、なんか、すっげえ、お祭りを作る、です。

　それでは、最後まで、お楽しみください。
　『ハロー、ノストラダム。』という題の作品です。

バケツズ　２０２４年８月公演
『ハロー、ノストラダムス。』

◎大阪公演
【日時】8月3日(土)
【開演】・17時(開場16時30分）
・20時(開場19時30分
〈上演時間は90分を予定〉
【場所】Live-Bar MagaYura
【料金】2000円(1ドリンク付き)
【出演】横林大（バケツズ）／宝亭お富

◎京都公演
【日時】8月24日(土)
【開演】・20時(開場19時30分)
〈上演時間は90分を予定〉
【場所】喫茶フィガロ
【料金】2000円(1ドリンク付き)
【出演】横林大（バケツズ）／山田百合香
【スタッフ】つーじー（音響と照明）

【スペシャルサンクス】
・山田百合香さん…あなたのおかげで演劇をすることに火がつきました。貪欲な姿勢は見習うべき場所が非常に多かったです。最高の俳優さんでした。京都の“恐怖の大王”本当にありがとうございました。
・喫茶フィガロさん…いつもありがとうございます。店長さんの神ホスピタリティ（お身体をご自愛ください）。なんでもします。ありがとうございました。
・つーじーさん…音響と照明、本当にありがとうございました。作品に魂を込めて頂きました。
・のりこさん…フライヤー、今回もおしゃれでした。毎公演、アイデアと感性を感謝しています。
・宝亭お富さん…あなたの朗読があったから今があります。ウケバヤシ、そしてハロノスと、おかげさまで誇らしい作品が出来上がりました。最高な大阪の“恐怖の大王”ありがとうございました。
・THEE MICHELLE GUN ELEPHANTさん…『世界の終わり』を本公演の制作中も稽古中も、ずっと聴いていました。
・槇原敬之…最高の歌詞。
・なか卯…最高のチェーン店。
・それから見に来て頂いたあなた…本当にありがとうございました。

当日のまえがきより。

　まだ、若干数座席残っております。
　お時間あればお越しください。
　よろしくお願いします。

予約フォーム
https://www.quartet-online.net/ticket/julihello