伊予の海と贅沢な街　松山

伊予の海
とりとめのない海
そこにあるのは
ただ噛みしめようもない
伊予の海
ひっそりと佇む僕
もがいても
もがいても
伊予の海はただずっと見守ってくれるだけ
ただそれだけでいい
ずっとそのまま　そのままでいてくれ

　松山への道中、海岸線を走る車窓から見た伊予の海を書いた私の詩だ。
　そんな感傷に浸っている間に松山に到着した。
　やるせない伊予の海とは真逆に見える心地よさ溢れる贅沢な街、松山。

　路面電車がおしゃれに走り、生活領域が区画され観光資源も豊富だ。
　道後温泉は歴史があり、正岡子規等多くの俳人を生んだ俳句の街としても有名だ。
　食べ物も豊富で海産物やみかん、過ごしやすい温暖な気候も魅力だ。

　松山城の面構えもいい。とにかく見栄えがかっこいいのだ。城主になってこの地に住んでみたい気持ちに駆られる。
　暮らしやすい雰囲気を醸し出し訪れる人々を温かく迎え入れてくれる街。
　
　ゆったりとした懐の深さ。多くの人を魅了する街の佇まい。　
　訪れるだけでワクワクしてくる。もう一度行ってみたくなる。今度は仕事を忘れこの街を満喫してみたい。
　
　また今後の楽しみが一つ増えた。