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J. フェレール「ワルツ」 〜 「青本」和声分析29


J. Ferrer: Vals 概要

ハ長調。A - B - A'の3部形式。転調なし。
「易しい4つの小品 作品50」の中の作品とのこと。


和声分析

A

使われているのはトニックとドミナントのみ。
8小節を2度繰り返すが、後半4小節はホルン5度も出てくる牧歌的な雰囲気。

B

上段後半は対位法的に見れば2声のどうということのない旋律だが、和声記号を振ろうとなるとちょっと複雑になる。
一応ハ長調の中で記号を振ったが、22~23小節はイ短調的な進行となっている。

A'

Aとは後半が変化している。
まず旋律が違うが、和声に関して言えばサブドミナントが登場していて、冒頭部分よりも終止感が強くなっている。




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