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俳句にも挑戦してみます。 少し、気持ちが緩んでいるんでしょう、感情が歌にこもってると思う…
キャラバンを見送り、我木陰に行かず、見送っているよ日が暮れるまで 石工らが、汗して創る …
冬なので、暗い歌を歌います。 人生の凍えし冬に、陋屋の蛍光灯よ淡く輝け 恋などと、若人は…
俳句 堕ちる水、地に落つ音に 泣く月夜 長い夜が 明けるを待つは 秋涼み ふと下着 濡らす…
塾がえりの子が飲む、飲料水の味、今日も明日も汚れ太りて 潮風がこの街に迷い込む時刻、黒猫…
蒸す夏に煙を吐けど灰色の煙は言わぬ、慈悲の言葉を 涙ぬぐい煙吐く夜は「ひとりでと……」言…
あの子のまま、生きていくんだろ、来年には次女が生まれし少女を嗤う そよ風は、優しいだけで通りすぐ、僕を包んでも意味なしと知り 宙ぶらりん、ぶらりんとして、君を見る、逃げ去る君を追わない追わない
煙吐き空に昇れど風攫う僕と君だねと笑う路地裏 名を捨てて、生きているよという手紙君が好き…
黄色き歯覗きし紅を塗りし口怪しく笑う目はするどくて 朱に染まる鮫の腹見て我が子泣く塩を含…
幾度か吸ってみたが、苦いだけだったタバコ。 煙の塊を吸って吐き出す、闇に浮かぶ煙。 そこ…
石造りの 中庭の中に 咲く森を エデンの園と 呼びしあの頃 山越えど その先にある 荒地…
泣く子らの 悲しみ知れど 世の“条理“ 知る故撫でぬ 夕暮れの刻 争わず 住む人がいる …
喉裂けて 血肉飛ぶ指で 引く六弦 何故、歌うの?と 聞くは誰やら 何故、涙 隠して歌う …
余裕があるので、幾首ほど。 爪切りて 肉裂き 滲む血と痛み 痛みの諄さがあなたと似たり 海水魚 硝子の世界の 海の中 青い照明が 照り映える夜 造られし 人口の自然 硝子箱 蜥蜴と 地を這う蟋蟀の子ら 造るのは 愉しむためと 子供らが 工具を揃えて 父上の真似 毬を蹴る 幼き仔らが グランドで レガース巻く手は 得意げなりか 刎ねられて 泣く子も グランドの闇経て 今では 芸術気取りの先生 仔を殺し 叔父も討ちとり 館焼き 戦火を駆ける日も まだ最近 波が打つ 碧い巌