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「校正ゲンバ回顧録⑪」――校正クイズ契約書などでの「および」の使い方

【2022年1月31日記録】


問:契約書などで「Aの金額およびBの金額」とある場合、「AとBの合計金額の合計」なのか、「Aの金額か、またはBの金額」なのか、どちら?

マイナビニュース【「及び」とは? 意味や使い方、または・かつとの違い、英語表現を解説】https://news.mynavi.jp/article/20211203-2195338/





答:「AおよびB」の「および」は「~と」という意味で英語では「A and B」のことです。合計や、「AとB両方をさす」場合に使われるようです。対義語としては「AまたはB」「AあるいはB」で、複数のうちの一つをさす場合に使われます。通常、接続詞は公用文書的にはひらがな表記が一般的ですが、法令用語の場合は漢字になります。法令用語の場合は無理にひらかず、カギ類をつけて漢字のまま引用するかたちがよいかもしれません。

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