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うつのお供は闘病記:うつの日々

うつが酷くて布団で寝るだけ生活に突入してしまうと、楽しいことが楽しめない。

普段見ているYouTube、いつも聞いているラジオが騒がしく感じてしまう。

そこで本棚から探しだしてくるのが、うつ病の闘病記だ。
当事者の辛さを共有しながら、うつの波が静かになるのををじっと待つ。闘病記なので暗めなトーンだが、うつ時の自分にはちょうどいい。

今回、本棚から探し出せたのは2冊。

①うつ時々、躁 私自身を取り戻す/海空るり
回復する為の様々なアプローチが書かれている。その間の試行錯誤する苦悩がとても共感できる。自分も20年間、作者と同様に手探りしなが確立してきた回復術が同じことも多く、勇気をもらえる。

②再婚生活 私のうつ闘病日記/山本文緒
まず日記なので読みやすい。作家の言葉センスが流石で、うつの辛さを「だるさ指数100」と表現していたり上手い。
この本が好きなのは、病人は品行方正に療養しなくても場合によって良いことを教えてくれる。遊べる時は遊べばいいし、自由に治せばいい。楽しめる時に楽しむことが生きる活力になるのだ。少しダメージをおってしまうかもしれないが。
もちろん主治医の診察は欠かせない。
隠すことなく闘病の日々が描かれている。


ここ数日、布団生活からソファ生活に小さくステップアップできた。やっと、ドラマをみたりYouTubeを見て楽しめるようになってきた。
また必ずやってくる、布団で過ごすしかないうつ期で活躍してもらうために、闘病記は本棚に戻すことができた。


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