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病気を知ること:うつの日々

精神科医のYouTube動画をたまに見る。
分かりやすい解説で、ためになることも多い。

今日の動画は、自分の持病の双極性障害を取り扱っていて、真剣に見いってしまった。ほとんど知っていたものだったが、ひとつだけ知らなかったことがあった。

それは、「自殺で亡くなる人が10%程いる」ということであった。

衝撃と安堵、ふたつの感情があった。

発症して5、6年経ってからは、だいぶ症状が落ち着いている。しかし、夏の変わり目の7月、冬の変わり目の12月に、死にたくなる程苦しく辛い感情に襲われてしまう時がある。この感情が襲ってくると2、3日は本当に苦しい。18年間向き合ってきても、この強い希死念慮の対処が見つけられていない。

今回の休職も、夏の変わり目をこじらせてきっかけを作ってしまった。

希死念慮は毎年必ずやってくる。自分自身では処理できないから、これまで親、パートナー、福祉サービスの支援員さんに死にたい苦しさを訴えてきた。人に訴えないと、どうにかなりそうな程苦しいのだ。
受ける側に相当迷惑をかけてしまうことは分かっているのだけれど。(デリケートな話なので、気軽に友達や同僚にはとても話せない。)

そして、困らせてしまう情けない自分を責める。自分は何てメンタルが弱く、人に迷惑をかけるダメな人間なのだと。


しかし、それぐらい辛い病気だと今日は再認識できた。もちろん人によって程度は違うと思うが。
10人に1人は、死を選ばせてしまう病気なのだ。

自分はまだ生きている。

これからも死にたくなるこの病気と、一生付き合っていくことは分かった。

●一番有効なのは仕事を休むこと(デメリッ
 トも大きいが)。

●美味しい物を食べることも即効性がある。

●自己肯定感を下げないために人と比較しない
 こと。

●体調が落ちる時期は、できるだけ手を抜くこ
 と。

●他人や環境、気象を過敏に感じ、苦しくなった
 らできるだけ離れること。

●自分の弱さを開示できる人を増やすこと。

●カウンセリングについて主治医に相談してみ
 る。

●自分が自分らしくいられる場所を多く作るこ
 と。


自分が楽になる生き方をすればいいのだ。
希死念慮にとりこまれなければ、それだけでえらいじゃないか。

今日はこの病気と付き合っていくのに、とても大きなことを知った日だった。



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