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失って気付くありがたみ。

こんにちは、みもりです。
先日、自宅のキッチンの水道管が破裂しました。
水道修理の広告でよく見かける、蛇口から水がビャーって吹き上げるアレ、本当になるんですね。ちょっと面白かったです。

破裂した瞬間だけなら面白いで済むのですが、大変なのがその後。
修理が週明けでないとできないというので、3日間キッチンの水が使えないことになりました。

他の水道は使えるとはいえ、台所で水が使えないというのは中々不便です。
料理をすること、皿を洗うこと、温かいお茶を飲むためにお湯を沸かすことなどなど、日常の些細な行動の負荷が一気に大きくなってしまいました。

そんな中、特に私にとって大打撃だったのが、飲み水問題。
一部の方からは引かれてしまうかもしれませんが、私は水道の水が全然いけるタイプの人間なので、いつも喉が渇くと蛇口をひねって水を飲んでいました。

しかし、蛇口から水が出なくなった今、買い置きのペットボトルの水を飲むしかありません。
ペットボトルから水を飲むのって、飲めば飲むだけ残量が減るのが目に見えて分かるので、なんか嫌なんですよね。
私は日常的に3Lくらい水を飲むので、空のペットボトルがどんどん増えていくプレッシャーが凄いです。

そんな体験をして、当たり前になっていた「蛇口をひねれば水が出る」ということが、いかにありがたいことだったか、身に染みて分かりました。

思えば、失ってそのありがたみに気付くものって他にも沢山ありますよね。
例えば、会社員時代は、毎日5時間も寝られないという生活だったので、それまで意識することもなかった「睡眠の大切さ」が骨身にしみました。
また、鬱病になって、映画を観たり本を読んだりができなくなって初めて「集中力」や「心のゆとり」の重要性を思い知りました。

きっと他にも、普段見逃してしまっている「ありがたいこと」が沢山あるんだろうなと思います。
私は今こんな状態というのもありますし、将来的に社会的な地位を得たり、お金持ちになったりすることは鼻から望んでいません。
その代わり、こういう「当たり前のような幸せ」に1つでも多く気付いて、それを大切に味わって、きちんと感謝できる人でいたいと思います。

私の尊敬する友人が教えてくれた「足るを知る」という言葉。
それを実践できる人生にしたい。
図らずも、水道管の破裂から人生観について考えることになった1日でした。

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