２０歳の独立日記〜84日目〜

8月2日（木曜日）

大阪の真ん中で独立した
専門学校を卒業したばかりの２０歳

パソコンの前から離れられなかった
仕事をしていないと不安だった

朝になって寝て
朝から打ち合わせに行った
生きるために命を削った

飲み会では仕事だけを求めた
仕事はあるのに収入は増えない

彼女と別れた
「もう私に一生関わらないで」

僕は大阪を出た
遠いところに来た

気づいたら8月になっていた。毎月、何とか生きている。独立して5ヶ月目になった。Twitterのフォロワーに比例するように、収入はだんだん増えた。

法人化を進める人がいる。その人は無料で何でもデザインを頼んでくる。知り合いに司法書士と、行政書士がいるらしい。紹介してくれて、喫茶店でご飯をたべた。

仕事の電話をすると、必ず法人化の話をその人はする。

「30万くらいでできるよ」

「100万借金して、資本金にしよう」

僕は能力者で、その人の持っている受話器を爆弾に変えた。その人は爆発に巻き込まれて、ポケモンのロケット団みたいに、どこかへ飛んで行った。そして僕の知らない街に飛んで行った。

やな感じ。

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