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【図解まとめ】『1分で話せ』を要約

「 結局、きみは何が言いたいの? 」

あなたは、こう言われたことありませんか?

累計48万部(2022年3月時点)を突破したベストセラー『1分で話せ』は、どんな状況でも大事なことだけをシンプルに伝える技術が学べる一冊。

会議やプレゼン、交渉時にすぐ活かせそうなコツが盛りだくさんの本でしたので、皆さんにエッセンスを図解で要約してお届けします!

『1分で話せ』ってどんな本?

■著者情報
伊藤羊一(いとう・よういち)

グロービスの教授や、ヤフーアカデミアの学長として、起業家からビジネスパーソンまで年間300人以上のプレゼンを指導し、ピッチコンテストなどでの優勝者を続々と輩出

『1分で話せ』はこんな人にオススメ

以下のような人には是非読んで欲しい本になります。

◯いつも上司から話が長いと言われる…
◯プレゼンテーションに苦手意識がある…
◯人前に出ると頭が真っ白になってしまう…
◯もっとうまく話すことができたら…と話し方にコンプレックスがある

『1分で話せ』の目次

序章 そもそも「伝える」ために考えておくべきこと──うまいプレゼンより、「動いてなんぼ」
第1章 STEP1 「伝える」ための基本事項
第2章 STEP2 1分で伝える──左脳が理解するロジックを作る
第3章 STEP3 相手を迷子にさせないために「スッキリ・カンタン」でいこう
第4章 STEP4 1分でその気になってもらう ──右脳を刺激してイメージを想像させよう
第5章 STEP5 1分で動いてもらう
第6章 STEP6 「伝え方」のパターンを知っておこう
第7章 実践編

図解で10個の重要ポイントを要約まとめ

本書の重要ポイントを10個ピックアップしてご紹介します。

Point1.人はあなたの話の80%は聞いていない

「自分が伝えたいことを話せば、人は話を聞いてくれる」

こう思っていませんか? 残念ながらこれは誤解です。

そもそも人は相手の話の80%は聞いていないものです。(皆さんが朝礼や会議に出席している時のことを思い出してみてください)

だからと言ってコミュニケーションを諦めていいわけではありません。
80%の話は聞いていないという前提の上で、相手にできる限り理解してもらい、動いてもらうために大切なのが

「1分で話せるように話を組み立て、伝えること」

です。本書では、この「1分で伝える」極意を学ぶことができます。


Point2.右脳と左脳の両方に訴えかける

プレゼンテーションや人と話す時は、左脳と右脳の両方に訴えかけることが重要。

もちろん、ロジック(左脳)も大切ですが、同じくらい情熱や想い(右脳)も大切だからです。

人は左脳で理解し、右脳で感じて動く生き物なので、人を動かすには左脳と右脳の両方に働きかけることを意識しましょう。


Point3.プレゼンのゴールは、聞き手を動かすこと

あくまで、プレゼンのゴールは聞き手を動かすこと。

いきなり資料を作り始める前に、聞き手とゴールについて情報を整理し、何を伝えれば自分が望んだ結果を得られるかを明確にしましょう。


Point4.きちんと結論を伝える

よく「結論ファースト」と言われますが、そもそも結論について間違ってとらえている人が多いと筆者は言います。

「売上が伸びています」
「今年の展示会はEVが増えていました」

これらは事実・データであり、結論ではありません。
自分がやりたいこと、相手にして欲しいことまで伝えて初めて結論になります。


Point5.結論には根拠を3つ添える

当たり前ですが、根拠や理由がないと人は納得しません。
結論を主張するからには必ず根拠が必要です。

この時に、根拠をたくさん話したくなるかもしれませんが、それだとかえって印象に残らなくなってしまいます。

だからと言って根拠が1つだと説得力が弱いので、目安は3つ
ある程度の説得力があり、かつ、聞き手も覚えやすいためです。


Point6.いらない言葉を極力削る

たくさん話したくなるのは、調べたこと考えたことを全部伝えたい!頑張ったと思って欲しい!という話し手のエゴです。

聞き手は必要最低限の情報しか欲しくないので、極力いらない言葉や情報は削りましょう。


Point7.頑張ったことは話すな!

私たちはつい、自分が頑張ったことを話し始めてしまいますが、相手はすぐにあなたの結論を聞いて判断したいと思っています。

だから、相手が知りたい部分だけを話しましょう。


Point8.イメージを想像させて感情を揺さぶる

ロジカルに考えられた正しいことを聞いて理解するだけでは人は動きません。

論理的な理解(左脳)頭の中に生まれたイメージ(右脳)の両方が揃って初めて人は動いてくれるものです。


頭の中にイメージを描いてもらうために本書で紹介されていた方法を2つご紹介します。

①ビジュアルを見せる
言葉で説明するだけでなく、写真や絵、動画を使えるのであれば積極的に使いましょう。

②具体例を示す
ビジュアルで説明できるものがない場合は、言葉で聞き手にイメージを湧かせるために、「例えば〜」と言って具体的な事例を示しましょう。

■具体例
汁だくの牛丼が美味しいので、吉野家が大好きです。例えば、甘辛い煮汁を十分含んだ牛肉と、煮汁がたっぷりかかったごはんを、一緒に口に運んだ瞬間にとっても幸せな気持ちになります。


Point9.身振り手振りを意識する

ここまでくると大分内容は固まってきます。

あとは、情報を相手にどのように届けるかにも工夫を凝らしましょう。姿勢や立ち振る舞い、顔つき、間の取り方など、あらゆる要素に気を配って利き手を動かしていくのです。

ここは抑えよう!4つのポイント
①視線:しっかりと聞き手を見る
②手振り:多少、動きをつける。大げさだとそちらに気が行くのでさりげなく。
③声:相手と対話するように声を届ける。例えば、ここだけの話をするならこっそりと話すなど、実際に一対一で話している時と同じように話す。
④間合い:話の区切りで、普段より3秒ほど長く、間を取ってみる


Point10.結局、一番大事なのは想い

結局、一番大事なのは想いだと筆者は言います。

いくらロジカルで分かりやすくても、プレゼンテーマに対して情熱や自信がないと、人は耳を傾けませんし、心を動かされません。

人間は変化を嫌がる性質を持っています。相手に変化を促し、動いてもらうのは決して簡単なことではありません。

あなたが心の底から強く思うことを、情熱を持って自分の存在をかけて語るからこそ、聞き手は心を動かされて行動に移してくれるのです。


『1分で話せ』のまとめ

『1分で話せ』は、分かりやすく話すための具体的・実践的な方法が盛り沢山でした。

分かりやすく話す力は、どんな仕事に就かれている方でも必須のスキルなので、ぜひ本書を一度手に取ってみてください!

以上になります。

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