アート思考(アートを楽しく見るための4つの方法)
この記事は、
・美術館に行く意味が分からない人
・美術館に行ったがつまらなかった人
・芸術の感性を身につけたい人
という人に「13歳からのアート思考」について紹介します。
この本を読むことでこれからの時代にアート思考必要な理由。
美術館でアートを見ることの楽しさを学ぶことができます。
アートに触れる意味?
アート思考がなぜ必要なのかについて説明します。
バブル時代の社会は、正解を見つける力が必要でした。
しかし、現代の社会はIT革命により変化が早く複雑な時代になっています。
この時代は、自分なりの答えをつくる力が必要になってきます。
アートを前に自分なりの答えをつくる能力を育てることができます。
アートを前にしてすら「自分なりの答え」をつくれない人が、激動する複雑な現実世界のなかで、果たして何かを生み出したりできるでしょうか?
きっと、できないと思います。
これからの時代、「自分のものの見方」を持っている人こそが、結果を出したり、幸せを手にしたりしているのではないでしょうか。
アート思考を持ち、自分のものの見方を育てていきましょう。
アート思考って何?
3つの要素
アートという植物で例えると
・表現の花:作品のこと
・興味のタネ:興味や好奇心、疑問が詰まっている状態のこと
・探求の根:アート作品が生み出されるまでの長い探求の過程のこと
3つの要素で表現しています。
この植物を成長させることを考えて下さい。
アートという植物はこの興味のタネからすべてがはじまります。
それから探求の根をのばし、表現の花が咲きます。
しかし、子供の頃に持っていた「興味のタネ」や伸びかけていた
「探求の根」は、いつから元気をなくし花を咲かせることができません。
アートと触れ、子供の頃に持っていたものを取り戻しましょう。
アート思考とは?
アート思考とは、自分の内側にある興味をもとに、自分のものの見方で世界をとらえ、自分なりの探求をし続けることです。
アート思考の本質は、たくさんの作品に触れたり、
その背景知識を得たりして、「教養」を身にけることではありません。
「探求の根」をじっくりと伸ばし、自分なりの答えをつくっていきましょう。
アートの見方
アウトプット鑑賞
作品を見て、気づいたことや感じたことを声に出したり、紙に書き出して下さい。
・色についての気づき
→唇は青く、鼻筋が黄色く塗られている
・形や輪郭についての気づき
→手によって輪郭は隠されている。性別は女性なのかな
・筆の使い方についての特徴
→塗り方が荒く、ペンキにむらがある
ダメ出し・アウトプット鑑賞
作品を鑑賞して「あら探ししてやろう」と思ったことで、
いつも以上に絵をよく見ることができます。
シンプルにダメ出しをしていきます。
・なんで肌の色がグレーなのか?
・一部から髪が生えていて、そこに猫がいるのか?
・この文字に何の意味があるのか?
2つの問いかけ鑑賞
どこからそう思う?
そこからどう思う?
「感じた意見」に対しては「発見した事実」を、逆に「事実」に対しては「意見」をアウトプットして繰り返し問いかけをして下さい。
新たな気づきが生まれます。
・事実(どこからどう思う)
→青い洞窟に見える
・意見(そこからどう思う)
→洞窟の中に花が咲いているように感じる
ストーリーを考える
作品から感じ取ったことをストーリーする。
・木の妖精が環境破壊されていく世界を悲しそうに見ている。
・木に封印された女性を助けようと手を差し伸べている。
まとめ
・アート思考を育てることで、不安定な未来を切り開くための自分なりの軸を持つことができる。
・4つのアートの見方を実践することでアートを鑑賞することが楽しくなる。
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