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児童精神科医がNoteを書く理由

 児童精神科医として20年ほど働いてきて、今Noteを始める理由について考えてみました。ガジェット好きですので、noteのアカウントは6年前にとってあり、そのまま塩漬けしてました。もったいないことしたな、と思ってます。


私がnoteを書く理由は以下の三つです。

・書くことで自分の思考をまとめて、アウトプットする場が欲しかった。
・Noteという異業種溢れるプラットフォームに触れてみたい。
・児童精神科に関する情報を発信したい。

 英論文も日本語の総説もコンスタントに書いていますし、いろんな発信はしていますが、どうしても固い表現と保守的な内容になってしまいます。自分の語彙力の問題ですが、生きた思考を残しておきたいと思い立って始めたのです。医学的な知識をアップデートしていくために論文もたくさん読むのですが、それらをまとめておきたいと思っております。

 儲けたいとか有名になりたいとかは全くないのですが、日々の臨床で気がついたことを書き留めておきたい、自分のADHD性から来る滅裂な思考をまとめたい、という思いです。医療という閉鎖的な業界にいるので、世の中の自分たちの仕事の立ち位置を知りたいというところです。

皆様のスキが今後の児童精神科医学の進む道の一つを示していると思っております。児童精神科には若者の文化とは密接につながっているように思います。不登校になっても以前は深夜ラジオだったのが、今はFPSでボイチャです。子どもたちがどんな生活をしているのか、いろんな分野から情報を集めて行きたいです。

アラフィフのおじさんですが、今年もよろしくお願いします。