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実務経験なし中途でデザイナー転職目指してる人へ

こんちゃす。Jayです。某事業会社でインハウスデザイナーとして働いてます。業務の種類は多岐にわたりますが、UI/UXデザイン中心。サムネのネタが少し古めだし初めてnote書くけど、叩かれるの怖すぎてガタガタ震えてる。でも書く。お手柔らかにおなしゃす。​ちなみにめちゃくちゃ長いです。10分くらいかかると思うんでお時間のある時に。

この記事を特に読んでもらいたい人

デザイナーとして転職を目指す、30歳前後のデザイン業界未経験、異業種で社会人経験のある人。

もっというと、デザイナーの中でもUI/UX・Web・グラフィックあたりに興味ある人にしかあまり参考にならないかもです。あとテクニカルなことは多くの記事が既にあるので、転職に向けての考え方の部分とか具体的な動き方を伝えることに重きを置きます。結構極論ぎみに話すかもですがほんの一例くらいの捉え方でいてくれると助かります。

この記事を書いた背景

ここ数年のデザイン業界の盛り上がりやらなんやらで、デザイナーの需要が高まってきていて、学生はもちろん、諦めてたけどやっぱり実務経験なし中途からでも転職したいって人が増えてる。知らんけど。

かくいう自分も実務経験なし中途(当時29歳くらいかな?)でWebデザイナーになったくち。今はUI/UXデザインやらせてもらってます。

んで、ここ2年くらいかな、Twitterとかでもデザイナーを目指してるようなことを書いてる人をよく見かけるようになったけど、まずデザイナーの種類とか実務内容とか必要なスキルセットを把握しないまま、やりたいことと勉強してる方向がもしかしたらズレてるかもって人が多くいるように感じてた。それはそれで無駄にはならないし、俺なんかが気にすることじゃないんだけど、少しもったいないなって。俺も遠回りしてきたし気持ちはわかるんだけど。

そこで、一応数年もがきながらデザイナーをしてきて、デザイン界隈の友達も増えて話を聞かせてもらったり、いろんな企業のデザイナーと一緒に仕事やらせてもらったり、自分自身もWeb、UI/UX、グラフィック、ロゴ、イラスト、動画制作とか短いながらも多く経験させてもらってきたから、何か俺でもできることあるんじゃないかと思って、前にこんなことツイートをしてみた。

そしたら意外にメッセージもらったり反応も良かったから、少なくとも需要はあるのかなって感じだった。直接会えればネットでは言えないこと話せるし、制作物も見せながらいろいろと説明できるんだけど、距離的にも時間的にも全員には会えないし、最低限話せることはnoteにまとめようかなと思って今書いてます。

この記事のゴール

この記事を読んでくれた対象の人が、無駄にもやもやしなくなって適切に前へ進めるようになることを目指して書きます。もっと言えばこの記事を読んで動き出した人が、全員一年以内に転職できたら最高。

まだ学生の人とか20台中盤くらいまでの人に対しては「できるだけ早く、実力があるデザイナーの近くで働けるところに就職して日々頑張れ」です。

何をやるかより、誰とやるかの方が個人的には大事だと思ってるので、できるだけ入るのが難しそうなところを攻めましょう。バッターボックスで素振り何千回しても意味ない。打席に立って経験しよう。人を変えるのは人と環境です。就活とかSNSとかを駆使して適切に動き続けながら勉強してればなんとかなるはず。

とにかく極力早く「現場で働く」こと。そして吸収、成長の繰り返し。以上、頑張れ!

もちろん30歳前後の人にも言えることではあるんだけど、まだやっぱり日本では年齢や性別で色々と変わってくるし、綺麗事だけじゃやってけない人も多いと思うので、とりあえず以下読み進めてくれると嬉しいです。

転職までの道筋

さて、まず当たり前のこと言うと、デザイナーとして転職したくてこれを読んでくれてる人の一旦のゴールって転職ですよね。となると、もちろんデザインの種類にもよるけど、考え方的には以下の流れになるのが一般的かなと。

1. やりたいことが実現できる企業を探す
2. どんなスキルが必要か洗い出す
3. 勉強してポートフォリオ作る
4. 応募してうまくいけば転職成功

正直これで終わり、解散。って感じなんだけど、自分のやりたいことがまだ曖昧だったりする人がかなり多い印象。だから進み方に悩み続けて適切に動けないとかあると思う。

これも、ゴールを明確にしよう!で終わりなんだけど、色々な事情を持った人だったり、勉強法だけ困ってる人、世の中に色んな情報が溢れすぎてて行ったり来たり迷走してる人、とかとか本当に「人による」から明確なロードマップは示しづらい。てかそもそもデザイナーの種類が多いし同じ種類でも業務内容若干違ったりするからもうどこからどう説明していいかっていう。

めちゃくちゃ正直いうと、俺なんかじゃなくて、もっとデザイン界隈にインパクト残せるような人とか企業が、みんなが納得して転職活動できるような記事だったり仕組みを作るのが一番の地ならしだとは思う。

でも「30前後の実務経験なし中途からうちに転職するには」みたいな記事なんて普通に考えたら出さないでしょ。だからもうちょい俺なんかからでも一つくらい具体的なアドバイスがあってもいいじゃん。てことでもうちょいお付き合いくださいまし。

転職先を探す

デザインツールの使い方を覚える前に、まずはやりたいことができる、もしくはできそうな会社を選ぶところから。そもそもツールの選択間違ってる可能性すらあるから。

一旦自分が興味のある会社とか職種を調べて出来るだけ多く洗い出してみよう。広告代理店、デザイン事務所、メーカー、スタートアップ、制作会社とか色々出てくると思うし、そもそもその企業が抱えているデザイナーの職種も本当にバラバラだけど、今は発散させていいからとにかく探す。

探し方も求人要項だけじゃなくて、経営理念とかビジョン、実績も合わせて見てみて。そこに全く共感できなかったら仮に転職できたとしても日々地獄だから。もっかい言うけど誰と働くかは超重要だから。

そしたら大体同じような必須要件とか歓迎要件が出てくるはず。同じような要件が出てきてなかったら、そもそも自分が本当に興味あることじゃないかもしれないから、もう一回自分のやりたいことを棚卸しした方がいいかも。

色々探して「ここええやん」って思った求人見てみると、要件の中に「実務経験2年」とか書いてあって絶望してるでしょ。わかる。俺もした。

実務経験必須じゃないとこ見つけて詳しく要件読み進めると、コーディングとかワードプレスとか運用とか「なんかちゃうな」ってのがでてきてテンション下がるよね。わかる。俺も下がった。

もうなんでもいいって探して少しでもひっかかるところ見てみると、社員じゃなくてインターンとかバイトって出てきて「しゃあないか」って思って読み進めると、そこが出してる記事の写真とかに学生しか写ってなくて「ははーん」ってなるでしょ。わかる。俺もなった。

色々あるけど、30前後とかで実務経験なくて中途からだと、制約が増えて余計大変。

「就職しないと実務経験を積めないのに、未経験者には応募資格すらないというジレンマ」
とか「学校行ったり無給インターンとかでも本当はやりたいけど、生活や家族のことを考えると仕事がやめられずフルコミットできないしそもそも地方から出られない」とか、実際どっか受けてみて落ちた時に、「スキル不足だけで落とされてるのか年齢で落とされてるのかわからず頑張り方を見失う」とかね。

でも諦める前に、ここでは自分がどうありたいかとか、何を実現したいかとかを棚卸しして、どこなら実現可能かを絞って、そこに対しての壁とか制約を把握しようってくらいの感じでおけ。そこまでくればこれからの頑張り方に前より焦点を当てられるようになってるはず。

ポートフォリオを作る前に

偉そうなこと言うと、たまに判断基準になる実績がないのにTwitter転職ワンチャン狙ってる人いるけど、未経験からノースキルでTwitter転職なんて夢は一旦置いておいた方が無難。ハイリスクノーリターン。もし転職できても全員不幸。努力が伴ってて、かつ運もないと難しい。あとポテンシャル採用とかも言い出さない方がいい。企業も暇じゃない。

なにがどうなろうと、スキルとかポートフォリオがないと満足な転職活動ができないのは事実。「未経験だけど、こいつもしかしたらいけるんちゃう?」っていうポートフォリオは最低でも作らないと。スキル同じかちょっとの差なら若い子とられるから。でも背伸びしないように。秒で見透かされます。どう頑張っても手数が少ないのは事実だし。

あと、勉強してからポートフォリオ作るのが一般的かもだけど、あまり悠長なことを言ってられない中途組は、ゴール(働きたい職種とか企業)がある程度決まっていれば、ポートフォリオに載せるべきものを先に洗い出してから一つずつ埋めてくほうが効率的。

無駄なことなんてないんだけど、極力スピードは意識しよう。一回出来ちゃえばそこからすぐ転職活動できちゃうし、ブラッシュアップは継続してやってけばいい。ひどすぎるとマイナスだから、ちゃんと転職活動する前には最低限整えて読み手のことを考えないとだけど。

ポートフォリオの内容

目指してるデザイナーの種類とか企業で内容は変わるから一概には言えないけど、一応最近UIデザイナーやりたいって相談受けること多いから、正解はないけど例えばこんなのどう?っていう一例を書いておきます。これだけで一つの記事作れるくらい長くなるはずだから、今回は大枠の内容だけにします。

まずは、狙ってる企業は、何を期待して求人だしてるか(必須条件と歓迎条件とか人柄)を洗い出して、リストにまとめる。あとその企業の経営理念だったり、デザインをどう定義してるかも把握する。ここが把握できてないと適切なアウトプットできないから。

その上で、UIデザイナーとして必要なスキルを分解して、一つずつ相手の「こいつ〇〇の理解あんのかな」っていう不安を解消できるものをつくる。すぐ触れるプロトタイプとかね(詳しくは後述します)。もしくは聞かれたら話しておけるようにする。具体的には以下の内容への理解。(例としてこの企業がWeb・iOS・Androidのアプリを出してることにする)

・そもそもUIデザイナーの責務とは
・HIGとMaterial DesignとかWebの理解
・情報設計の理解
・コーディングの理解(最低限 HTMLとCSS / いければJSも)
・オブジェクト指向やAtomic Designの理解
・アフォーダンスとシグニファイアの理解
・デザインツールの理解(Sketch / Figma / Adobe XD)
・ビジュアルメイクの経験(Adobe Photoshop, Illustrator)

とかとか。いや、わかる、いきなり全部はハードル高いよね。でも安心して、今現職で働いてるUIデザイナー全員が上記全部できるわけじゃない。なんなら俺は半分くらいわからない状態で転職しようとしてた。マークアップ出来たから隙間があって助かったけど。必要にかられてやりながら覚えてくのが普通。知ってるだけじゃ意味ないし。

もっと言うと、自分の明確な強みを一つ持っていて、それの関連スキルを多少持っていれば全部出来たり、理解してる必要なんてないんだけど、30前後で実務経験なし中途からの転職活動だと、正直入り込めそうな隙間を狙えないと話すら聞いてくれないとこ多いから、「こいつタダの未経験じゃないんだな」って思われるくらいの知識はいれておいたほうがいい。

ただ、Sketch、Adobe Photoshop、Illustratorは最低でも触れないと相手にされないと思う。もっと言うと目指してる業界のスタンダードなツールを把握しないとだよね。

でもツールの使い方は初めから極めようとしなくていい。やりたきゃやればいいけど、何もかもが進化してくしツールだって年々変わってく。二年前くらいですら、SketchとかFigmaなんて「は?フォトショでいけるっしょ」みたいな流れだったでしょ。でももう無理だよねSketchなしじゃ。イラレだってどうなるかわからないよね。最近Affinity Designerとか盛り上がってるし。

だから必要に応じてキャッチアップしたり原理を理解できることも重要だと思う。こんなこというと勉強しない言い訳にする人もいると思うけど。

あと忘れないで、あなたは社会人経験がすでにある。何をやっていたにしろそれは強みに転換できる。無理に足並み揃えて戦おうとしなくていい。自分がより生きるであろう働き方は学生よりは理解してるはずだからそれをアピールすることも考えよう。

ちょっと長いからポートフォリオ制作だけの流れをまとめると、

1、興味がある企業が求めてる人物像とスキルを洗い出す
2、それを元にポートフォリオに何を入れればいいかを先に考える
3、入れる内容にそって勉強を進めて一つずつ埋めていく
4、自分の強み(社会人経験での)をうまく絡めてまとめる
5、転職活動スタート

って感じ。あくまで参考程度に捉えてください。一例だから。

ちなみに俺がどうしたかも一応ざっくり言うと、

時代もあったからデザイナーストレートはむずいと思って当時求人の多かったWebデザイナーを一旦目指す

マークアップ勉強後1ヶ月でポートフォリオ作ってそれ使って制作会社にインターンで潜り込む

マークアップエンジニアとして内定もらい働き出す

マークアップなのにデザインやりたいとワガママ言い続けた結果、定時後でちょっとしたことくらいならやらしてやるって言ってもらう

どんどん隙間狙って手あげて数こなして、責任も大きくなるようなプロジェクトもデザイナーとして入らせてもらう中でデザイナーを名乗り出す

自分のやってることはデザインじゃなくてアッセンブルだと思いUI/UX・CI・モーショングラフィックス勉強する

転職してUI/UXデザイナー名乗る

ざっくりだけどこんな感じ。とにかく隙間狙っていざスタートラインに立てるチャンスがあったら入り込もう精神で365日インプットアウトプット続けた結果もう遠回りしすぎわろりんこまっくす。先行投資は借金してでもしちゃう派だからPCとかソフトとかプラグインとかで金もかかったし。

成長はできたけど、何回挫折しかけたかわかんないしほぼ毎日否定されてたしパワ○ラもあったししょっちゅう泣いて帰ってたし終電逃す日もあったし。もちろん金もなかったから引っ越せなくて実家から一時間半くらいかけて通ってたし交通費も上限があって自腹で払うという愚行。実際力がなかったからしょうがないんだけどね。我ながら不器用すぎて笑える。

そういう経験をしたからこそ、こんな思いする必要なんて全然ないしもっと効率よく、心を病むことなく、前を向いて頑張り続けられるような職場にストレートでいける人が増えてほしいって思いもあって、これやればいけたよなってのを一例として話そうかと。

あと一応なるだけ順序立てて話してきてるけど、基本は全部同時進行だと思う。運がよければ拾ってくれるところがあるかもしれないから。

はい、ここまでで一旦大枠の流れは終わり。蓋開けたら当たり前のことしか言ってないけど。でもその当たり前をやり続けることは大事だと思う。

細かい部分とかプラスαは以下に書いたので、もしよかったら引き続きおなしゃす。

やらなくていいことと代わりにやること

やらなくていいってわけじゃないなごめんなさい。でも、ついでにUIデザイナーよりの話をしちゃうと、まずはTwitterの使い方に気をつけること(多分俺が一番言っちゃいけないやつ)。色んな人が色んな使い方してるし、言ってることも人それぞれ。それでいい。

ただ、なんとなく凄そうな人がそれっぽいこと言ってると正解な気がしてくるんだよね。参考にするのはいいことだと思うけど、考え方の土台がない状態で聞き続けると必要以上に信じすぎて崇めちゃったり、逆に混乱したりもするから、あんまおすすめしない。

あと、UIデザイナーじゃない人の言葉はUIデザイナーじゃないからこそ言ってることも多々あるわけで、必要以上に信じる必要ないし、逆にそれと違うことを言ってる人を見下す必要も全くない。みんな違ってみんないい。Twitterだし。明らかにおかしいこと言ってると思ったら多分俺なんか言っちゃうと思うけどね。それもTwitter。(全力棚上げタイム)

とにかくうまくやろうとしなくていいから自分を信じてやればいい。間違ったらごめんなさい。また頑張りますでいいじゃない。

あと、最初からDaily UI みたいなのは100日も続けなくていい。もちろん見た目のスタイリングを整えることができたり、引き出しを多く持っていることは大切だから否定はしないけど、キレイな見た目を作れるのは言っちゃうと当たり前じゃないといけない話で、全くの初心者は情報設計とかオブジェクト指向にも目を向けた方がいいと思う。UIデザイナーは絵を書く仕事じゃなくて数字を作る仕事だと個人的には思ってるから。

必要なところに適切なコンポーネントを置いたり、動線考えてレイアウトしたり、アプリが使われてない時の人の動きや気持ちを考えたり、言ったらきりがないけど、要はアプリって動的なわけで、静的な画面を作り続けてもあんまり効率的な勉強とは言えないんじゃないかっていう。画面作るだけなら人じゃなくてもできるし、働きだしたら戦略だったり要件を把握してないと適切なアウトプットはできない。

うだうだ言ってもあれだから、Daily UI 以外に誰でもすぐできて、もうちょい実践的な勉強法を一つあげるとすると「プロトタイプ制作」とかかなと

めちゃくちゃ簡単にいうと、

1、「こんなサービスあったらいいな」っていうアイデア出す
2、「何ができなきゃいけないか」の項目を書き出す
3、それらの項目を落とし込んでワイヤーフレーム作成
4、全体が固まったらデザインデータ作成(とりあえずSketchで)
5、できたらプロトタイプ作成(Prott, XD, InVision なんでもいい)

って感じで一通りやってみるといいかも。めちゃくちゃ簡素だけど、UI作る流れって大枠こういう流れでやったりするから。

初めてこれをやって気づくことがたくさんでてくると思う。デザインデータの効率的な作り方とか、ページ遷移の概念とか、インタラクションデザインの良し悪しとか、聞こえは悪そうな「一般的なUI」を作る重要性とか。できたやつを家族とか友達とかに触ってもらえれば言ってることわかると思う。

1番とか2番あたりは、所謂UX的な部分も一緒に考えられるから、可能ならストーリーボード作ったり、自分でペルソナを設定して条件を書き出してCJM作ったりもした方がもちろんいい。なぜなら仕事としてUIデザインをする上では、UXが考慮されてないと適切な画面はできないから。

実際は適切だけじゃウケるアプリってなかなかできないんだけど、まずは基礎の勉強くらいはしといた方がいいよってことです。

ちなみに最初の最初は既存のページ数少なめのアプリからやった方がいいかと。トレースの勉強とコンポーネント収集と一般的な挙動を知る勉強にもなるから。俺だったら最低3つは既存アプリ全部Prottとかに流し込んで動かしてみるかな。ProttであればURL共有してビューワーをインストールするだけで他の人にもすぐ触ってもらえるしポートフォリオの一部としても使えるから。

まとめると、Twitterは使い方に注意しつつ、画面作りだけじゃない部分も合わせてバランスよく勉強していくといいんじゃないですかって感じです。

できれば今から目指さないほうがいい職種

デザイナーと言っても、さっき言ったように色々ある。その中でも「UXデザイナー」をもしゼロから目指している人がいたら、もう一度しっかり考えた方がいいと思う。

あくまで個人的な意見だから、興味があればやればいいと思うけど、一番の目標にはしなくていいんじゃないかって話。簡単に言えば、もちろん根底の部分はどこも似てるし、考え方としては勉強したほうがいい。

ただ、定義が会社によって変わるから必要なスキルセットがめちゃくちゃ違ってくる。だから職種として初っ端のゴールに定めるのは得策じゃないと思う。なんならUXデザインっていう言葉自体今後1-2年くらいで再定義されるかもしれないし。

周りにいるUXデザイナーに、UXってなんですか?具体的に何をしてるんですか?どうやってUXデザイナーになったんですか?って聞いたらなんとなく俺が言ってることわかってくれるんじゃないかな。

てかそもそもUXとかUIってその企業とかプロダクトの命運をわける大事なレイヤー部分を担ってるから、最近勉強始めましたって人にいきなり任すわけないよね。仮に任されてもやることはデザインだけじゃない。企画とか開発との調整協力しないといけないし同じゴールに向かわせないといけない。

あとゼロからフリーランスもあんまおすすめしない。自己満でいいなら全然できるけど、ジリ貧だと思う。やっぱりノースキルで基礎知識もないで経験も積んでないとなると長期的に見たら詰むと思う。人間力ないときついよ。ってばっちゃが言ってた。

「必須要件:実務経験2年」の捉え方

みんなも既になんとなくわかってるとは思うけど、一応俺なりに「就職しないと実務経験を積めないのに、未経験者には応募資格すらないというジレンマ」についてちょっとだけ話します。どれだけ頑張っても結局実務経験求めるとこは無理じゃんって問題。

この要件って、自分のスキルを全く客観視できてない人とか、とりあえず入って経験だけほしい人も結構いるから、企業も暇じゃないし明らかに無理な人弾くために実務経験が必須っていうカードを使ってるとこが多い。リスク回避ね。あとシンプルに教育する余裕なかったり、そもそもしたくないとこは多いし。慈善事業でも学校でもないから当たり前だけど。

ただ、実務経験なくても転職してる人はいるし、会社によっては厳密なルールってわけじゃないとこもある。だから、仮にだけど、「まぁ、ええんちゃう?」って思ってもらえたら未経験でもワンチャンある。それかバイトかインターン数ヶ月の条件でなら入れてもらえる可能性あるし。

要はスキルとポートフォリオとその企業に対するパッション次第。無理って言ってんのに応募したら要件シカトすることになるから、お前日本語くらい読めよって言われる可能性あるけど、本当にそこに入りたくて、上記のことプラスα詰め込んだポートフォリオとパッション伝えたら、もしかしたらもしかするよ。責任はとらないよ。俺に言われたって言わないでね。スルーか嫌われるかもよ。

あとは、夢持たすようなこと言っといてあれだけど、実務経験なし中途の壁は高いから、初めから希望のところに行けると期待しすぎないこと。実際大半の人は一発目から希望のとこには行けてない。だから最初はいくつも受けて、少しでもレベルが高くて自分がいけるギリギリのところに転職して経験することから始める。

やってくうちに考えも変わるだろうし、見える世界も変わるから、無駄になることはない。勉強一年と実務一年じゃ経験値は比べ物にならないから。

「なんでもやるんでおなしゃす精神」の危険性

よっしゃ、もうこうなったらなりふり構わずやってやんぞって思ってるそこのあなた。一応注意喚起。「なんでもやるんでおなしゃす精神」で仮に入れたとしても、まだ次の壁があって、給料全く期待できない問題がある。

30歳前後となると家庭の事情ある人が増えるくるから、ある程度の収入が必要とかあるよね。でもせっかく内定もらっても手取り20いかないとか普通。終電まで働いても、見込み残業〇〇時間込みの給料とかになってると残業代も出ないし。初めは契約社員とかで入ることも多いからボーナスなんてないのが普通だしね。もちろん一概には言えないけど、結構当たり前に起こる。

未経験で入った人が給料を上げるには、勤続年数で一年ずつ数千円上げるとか、功績を残して上げるとか。でも初心者が功績残すチャンスなんてそもそももらえない。認めてもらえないし認めてもらえるようなポジションで案件任せてもらえないから。だから大体の人は転職前提で入るんだけどね。

あと、これもいいきれないけど、初心者っていうレッテル貼られた状態で入ることになるから、最初の会社では予想以上に苦労しがち。色んな意味で。やりがい搾取にも気をつけて。

あとは、制作会社に多い印象だけど「デザイナー的な」感じで入ったのに、蓋を開けてみたらやってることはディレクター、みたいなこともちょいちょい起こる。30前後とかになると社会人経験もあるし、コミュニケーション力とか責任感とかがあるといつのまにか社内ジョブチェンジの可能性がある。そういう時は強い意思をもって自分のしたいことを伝えたり交渉しよう。

要は、ある程度承知の上覚悟してやってくか、ある程度の計画はたててやってかないと中途半端なところで諦めざる得ない形になる可能性もあるよって話。

独学以外の道

ここまでは基本独学で頑張る方向性で話してたけど、もしやりたいことも全然曖昧だし、勉強も広くやりたいし、時間もお金もそこそこ融通聞くんだけどって人は、空き時間で少しでも興味のある企業のバイトとかインターンできるだけ体験したり(受かればの話)、職業訓練校とか専門学校とか検討してみてもいいかも。

時間はかかるけど、一年以内くらいであれば転職できる確率は上がるというか、しやすくなるのは間違いない。その学校とかと繋がってる企業が多いから。これ系の情報は他にたくさんあるから調べてみてください。

いや、長いわこの記事。もう終わろう。まとめよう。

まとめ

ここまで読んでくれた人はほんとにお疲れ様でした。こんなどこの馬の骨かもわからん何者でもないやつの話聞いてくれてあざました。ハイパー個人的な主観なので書いておいてなんだけど全部鵜呑みにはしないでね。

とりあえずここには書ききれない部分もたくさんあったし、もし興味あったり、この記事のわかりづらいとこがあったりしたらプラスα全然話すんで、ツイッターのDMとかでもいいからメッセージください。この記事を読んでほしい対象の人が狭いようで書き始めると意外に広いことに気づいて、思ったより踏み込めなかったから。スタートアップと他だと全く違かったりするしね。

あと一応俺のポートフォリオはツイッターのトップにあるけど、あれは転職活動用のじゃないから参考にしないでね。いい加減長いからちゃんと説明しないけどそもそも悪い例。あと仕事でやってるやつ何も載せられないからプライベートで作ったのしか載せてないし。じゃあ出してるだけ悪影響だから出すなって思うでしょ。わかる。でも色々あるのよ。

だめだまた発散しだした。しめよう。とにかく俺が今回伝えたかったのは、30前後で実務経験なし中途でも転職はできるってこと。でもやり方考えないと遠回りしたり諦めざるを得ない状況に陥るから気を付けてってこと。自分の道でできる人はいいけど、そうじゃない人もいるからほんの少しでも役に立てればって感じでした。

でもやるならすぐ動き出した方がいい。あと1、2年くらいで一旦今の流れ(ツールとか働き方とかルールとか常識とか色々)変わると思うし、デザインの価値はここ数年で上がってるしこれからも上がってくる。なんとなくビジュアルメイクができればデザイナーって言えない時代になってくると思う。その点、デザイン以外のスキルや知識がある中途のデザイナーは逆にアドバンテージがある。

楽な道なんて言うほどないし、やるのは自分だし本質的な部分は誰も助けてくれないんだよね。Twitterでも俺含めて色んな勝手なこと言う人いるけど、自分に都合のいい情報ばっかり漁って勝手に安心して何もしないとあっという間に一年すぎる。やるしかないんだって。誰も責任取ってくれない。

とにかく、必要なことを調べて、必要なことを勉強して、自分の強みを生かしつつ適切に転職活動。当たり前のことを当たり前に。あとは運任せ。なるようになる。でも動かないと何も起きない。

偉そうなこといっぱい言ったと思うけど、俺なんかが書いた一つの記事でも、ほんの少しでも誰かの心を動かすきっかけになれたら幸せです。俺もまだまだ半人前。泥臭くてもいいから前に進めるように一緒に頑張りましょ。

もし、お前バカなこと話してんじゃねーようちの会社はこういうことやってんぞとか、いや転職とかこうすればいいじゃん難しく考えすぎとか、そもそもお前の言ってること間違ってるからとか、意見があれば気軽にコメントください。俺もアップデートできるし、そのコメントがまた誰かを救うかもしれないので。

ではでは。

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THANK YOU!!!!
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UX designer living in Tokyo, Japan. Motion graphics, illustration, and CI design.

コメント2件

勝手ながらものすんごい共感です。度々涙出そうになりました。『あと忘れないで、あなたは社会人経験がすでにある。』とか泣きそうっす。シェアありがとうございますー!これ2年前に読んでいたかったな・・・!&めっちゃおもしろく読めました!
Yurieさん、コメントありがとうございます!めちゃくちゃ長くなっちゃったけど多くの人に読んでもらえて本当に嬉しいです。
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