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断片 あ、俺がんばらなきゃダメだ

 と、いうようなことをマッケラスのモーツァルトを聴いていて思った。たぶん「がんばれ」といわれたのだろう。音楽については通例で四ブロック目で書くので、この一ブロック目では他のことを。たとえば某大型家電量販店のことである。iPad Airの第五世代を予約したのに、発売日を過ぎてもまだ到着しない。いろいろググってみると遅れることもよくあるそうだ。早く届いてくれないといま使ってるiPadはぶっ壊れてしまう。ガタガタだからねいま。もう根性だけで動いてるみたいなところ。パソコンを使えばいいだけなんだけど、タブレット端末の便利さにどっぷりなんで、なにしろこの機動力よね、パソコンをあまり使わなくなったね。早く来い第五世代。

 ダルさがあってあまり動けない。なぜダルいのかね。気温の変化とか季節の変わり目だとかか。ダルくて眠い。そういっていても仕方ないのでやるべきことをやっていこう。桜も咲き始めたみたいだし、これから満開までも早いことでしょう。近所の名所にでも散歩に行こうかねえ。春がー、えー、春がー、来ておりますからー。私としてもー。えー。語尾が伸びるくらいダルいし眠い。実際眠い。もうちょっとシャッキリしなきゃいかんと思うのでですね、アルギニンのサプリというものを買ってみようと思う。モンエナとかのエナジードリンクに入ってる成分を錠剤で摂れるそうな。コスパよさそうなのよな。そのうちポチろう。シャキっとしろ。

 腹がへったが我慢。十六時間断食というのを数ヶ月続けていて、中年太りとしての腹まわりはかなりすっきりした。この断食法はたいしたもんで、一日のうち十六時間は何も食わずにいること、そしてその他の八時間は食べ放題、というもの。三日もやれば痩せてくる。一週間でかなりいい。一ヶ月も経てばウエストなどは二十代のものを取り戻せる。ダイエット法にはひとつしかなくて、あまり食わずに運動をすること、というだけらしい。だがみんな食いたいし運動はしたくない。だから痩せないんじゃないの。運動したくなければ十六時間断食はおすすめよ。一定時間食わなきゃいいだけだから。慣れれば楽勝。

 そんで「あ、俺がんばらなきゃダメだ」と思ったというのは昨夜、マッケラス指揮のモーツァルトの三一番の冒頭を聴いていて、ぼわっ、と出てきた感覚なのだった。なんだろう、先述したけど「がんばれ」っていわれたんじゃないかな。マッケラスは初めて聴いていて、モーツァルトの交響曲の選集を崩しているところ、何か三一番にビリビリくるものがあった。ディスクを聴いていて「がんばれ」といわれることはあまりない。ほとんどない。このハキハキキビキビとした演奏に、叱られるでもなく慰められるでもなく、ただビシッと応援をされたような気がしたのだった。甘やかしてはこないが見守っているみたいな空気。ちょっと頑固親父。いい選集を買った。この録音は気合いを入れるときに聴こう。で、そのあと二枚目なども聴いて、この堂々たる響き、ほんといいなマッケラス。

 読んできた結果がいまならば、これから読んでいくことが未来に資するでしょう。読むのが大事だと常々思っているのだ。これまでけっこう読んできたと、まあ一応自分を認めてやるとして、ここから先はなお一層の読書が求められるんじゃないのと。もうまだぜんぜん、先があるから。果てしないからこの先。一生勉強なんだろうなあと思うけれども、しかし楽しい勉強だとも思うんで、ぼちぼちとやっていきましょう。眠いとかいってないで読み書きすればいいのだ。そういうのが決めた道だからねえ。退路も断たれて久しいというもの。いってみよう。



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