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断片 創作大賞は落ちました

 『サミダレ町スケッチ』、落ちましたねえ。あちこちで褒められた作品だったのでいくらか自信はあったのだが。見事に散ったね。まあ、ほら、戦えば負けることもあるから仕方ない。そこはもう是非に及ばずというものなんで、仕方ないとしかいいようがない。さっさと次へ行こう。目を未来に転じるのだ。ただちょっと思うに、あの小説の審査において世相のタイミングが悪かったという事情もあるか。結果待ちの間に戦争になっちゃったし、あれは戦争後の架空の町の話だったから。ずっと前に書いたとはいえいまとなっては不謹慎というもの。これでもしも日が当たってたらディスられたりしちゃうし、ヘイトもバッシングもすげーよ? 落ちてよかったということもある、と若干強がりも込みで負けを受け入れようとしている。

 さて次の展望なんだが。どうしようねえ。初夏ごろまではお勉強をするものと決めていて、そうして準備を整えたら夏には執筆をやって秋にまた応募、というプランを練っている。ほんともう地道にコツコツやっていくしかない作業なので、がんばるんですけど、いいもの書きましょうここは。やるだけやってみるわよ。身辺もかなり落ち着いてきたので、そろそろ努力の季節、みっちりとやれることでしょう。以下お勉強の課題図書。ジョセフ・キャンベル『千の顔をもつ英雄 上下』、同『生きるよすがとしての神話』、内田樹『街場の文体論』、千野帽子『物語は人生を救うのか』、アニー・ディラード『本を書く』、ざっくりそんなもん。他は小説にも学ぼう。

 そういや漫画を読んでないわ最近。積んでる積んでる。珍しがられるんだけどもね、漫画を積むということは。だいたいが書斎に置いてはいけないといわれるくらい危険なものが漫画なのだ。置いといたら執筆そっちのけでそちらに走る。執筆のみならず掃除や片づけの際にも危なっかしいやつだ。ついつい手にとって読んでしまうものは私にもあるが、なんだろう、西島大介のせかまほだって完全版で揃えたが(最終巻が最近出た)、いやはや、積んでる積んでる。ここはゆったり時間をとって漫画の日を作ろう。それだってプラスになるはずだよ。

 スウェーデンの音楽を聴いているところ。BGMにしちゃってちょっともったいないのだが、このしっとりとして澄み切った曲調、雪や氷に浄化されたような雰囲気がね。いいよねー。北欧ってことではフィンランドの音楽もいい。シベリウスがいた国だし。ラウタヴァーラもそうね。なんだか寒い地域についてはそこの冷たい空気感が音楽にも出るような気がする。夏に北欧ものを聴けば涼をとれるような気もするじゃないですか。夏のシベリウス、いいじゃないですか。あとなんだろう。北欧。音楽の話ではないけど移住してみたいのは北欧のどっかだったりしますね。さみーだろうけどさ。幸福度高いっていうし、楽しく暮らせるんではないの。

 課題図書の件は2ブロック目で書いたんであって、じゃあそうしてそれ以外には何を読むの、というと、正直手当たり次第のところとなってくる。三月のノルマも終わってないので、まずはそれをやるとして、なんだろうねえ、読まずに済ませられないものをまだ十分には知らないんじゃないのかと思う。読むべきものとは個々の問題なので、この場合は私が読まなければいけない本という謂、何を読むべきか。それがわかればけっこういいと思うんだけども。自分のキャラやジョブとしてどれを装備できるのか、どの魔法を覚えられるのか、とゲームでたとえたい。ゲーミフィケーションは楽しい。


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