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断片 私に栄養剤を(財布にも)

 シトルリンのサプリを飲み始めてみれば、おう、こいつはすごい。疲れ知らずだ。アルギニンやら何やら他のものも入っているせいもあろう、昨日などなんとも元気で一日を過ごせたというもの。すげーよ。キューピーコーワとはまた違う効き方。シトルリン云々のほうがガツンと元気が出る。モンスターエナジーとかレッドブルとかのエナジードリンクに近い。わーっとキマるこの感じ、ああ、リピートは決まったかなこれは。執筆時には常備しておこう。およそやれること、力になることはやっておきたい。次の原稿こそ全能力の一作。これで決まるというもの。キマりながら決めましょう勝利を。サプリでガンギマリ、でも合法ですよ。

 酒を飲んではいけない身でありながら、昨夜は飲んでしまった。酒の席だ。目の前で飲まれてみれば缶ビールと目が合う。「やあ、どうだい? 君も一杯、スカッとするやつをさ」といいながら缶ビールがウインクした。いやいってないしウインクもしてないんだけど同じことだ。飲みたい。気がつけば背後の冷蔵庫を開けて一本取り出している私がいた。どうしようもない私が飲んでいる。残念だよほんと。今回の禁酒は一週間もたなかった形だ。中毒だってこれ。いままでのことも考え合わせると軽度のアル中だって、そういってもあまり信じてもらえないんだけども、定義や観念の問題だな、アル中=酒癖が悪い、みたいなステレオタイプがあるようだ。ちょっと違うのよ。アル中はヤク中と同じで、慢性中毒、依存症のことをいうのよ。なかなかこれが近所周辺の人たちには理解されない。「飲めば?」と気楽にいわれるが、それもよくよく突き詰めれば私の業で。「酒! 飲まずにはいられない!」byディオ。また禁酒を始めよう。

 花を買わねばならぬ。こないだ買ったひまわりがしおしおとしおれてしまった。次は何がいいかねえ、ということで、花屋へ行く計画を立てているところ。近所に二軒ほど花屋はある。そこで花屋側にはたいしてカネにもならぬ一輪をだ、なんかきったねえ感じのおっさんたる私が買うのだった。仕方ないね。私は客だしあなたたちは商売だから、貨幣という宇宙の名の下にやりとりするしかないね。それが資本主義経済の市場原理ってもんだろう? 違うってかい? いや詳しくは知らんけど。言葉の響きだけでいってるんだけど。とにかく花を買うのだ。その一輪を、愛でる愛でる。きっと愛でる。

 リュートの曲ならバッハかダウランドか、またはヴァイスか。私ならヴァイスを選ぶ。何かが他の作曲家と違うのだ。それは音楽に込められたものか、作り方か、弾き手か、選ばれたのか、時代なのかわからんが、もうほんとはっきりと違う。いまダウランドのボックスを流しているが、ほとんど何も感じなかったりする。最初は楽しめたはずだった。でも何周目かのいまはなんだかぼやけている。なるほど美しい。おもしろい。リュートの切なさ、儚さもある。それでもヴァイスほどには、こう、単純にいってわくわくしないのだった。こういうのも主観の話なんだけどもね。金井はヴァイスを好むってだけのこと。普遍的な教訓などは何もない。

 無印良品のノートのほうは楽勝だ。アマゾンベーシックのノートが問題だ。あれを一日三ページ、ビッシリ埋めていく限り読書する気力が残らない。もう十分書いただろうか。まだ書かねばならないか。誰にいわれてやるわけでもないアマゾンノートの書きもの、やめどきなのかなあ。書いていても存分に本を読めるならいいんだけど。だいたいいずれはそういう生活になるわけじゃないですか。書きもして読みもしての毎日が来るわけでしょう。だったらトレーニングとして読み書き両立を目指せばいいと思うも、果たしてどうなのの冷ややかな疑惑。以前少しできてたけどねぇ。



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