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断片 根性焼きより直火焼き

 タイトルはまあ、実体験に基づくものの、あんまり深い意味もなく書いてしまったのだった。根性焼き、わかりますね。煙草の火を手の甲などに押し当てる。これがかなり熱いんですけど、これよりはるかに熱いのがライターなどによる直火焼きだったりする。やってみるとわかると思うけど(誰もやらないと思うけど)ビックリしますよ。これには頭が真っ白になるというもの。だもんで中世の拷問器具にある焼きごて、熱した鉄を押し当てるというもの、あれは理にかなっている。実に拷問にふさわしい。ちなみに焦がした肌からは焼き鮭のにおいがします。それは何かの小説に書いてあったんだけど、本当のことなんですよね。

 ああ、物騒な話はやめにしようじゃないか。ここは穏やかに、あの楽しそうなディズニーランドのことなどを話そう。中学生の折、学年ごとディズニーランドに行った。そこはxx温泉という綽名がある学校で、なんというか、親のカネはあるけど当人の頭や品が悪いので学習院中等科には入れない、みたいなポジションの連中が集まる学校。のみならず私のいた学年というのは粒ぞろいのカスの集合体、若いときにカネ持たしちゃダメだねっていう見本市。わが家にはカネはなかったけど、そのカスのひとりが私であって、様々な悪事をいたしました。人に危害は加えていない。でも友達はそういうことをやりました。でそいつらがディズニーランドへ行って、アトラクションでワイワイ楽しむだけで済むはずがない。以下伝聞になるが、ミッキーを見つけて、襲撃して逃げて襲撃して逃げてとやっちゃったやつがいたらしい。これはいま思うとゲリラ戦のセオリーなんですね、攻撃して撤退を繰り返せと。最終的にスタッフに羽交い締めにされて「いい加減にしろよお前」といわれたそうです。ディズニーのスタッフがキレるレベルの最低ぶりである。おもしろいよねえ。結局物騒な話になったけど。すみません。

 Appleの発表会が近いのかな、ここ数年は熱心に追ってなかったけども、iPhone SEの新型が出るかもしれないということで今回は注目している。SEというシリーズは廉価版なんでしょう。iPhoneもいちばん高いものだと十数万するらしいのだが、動画編集だのゲームだのと、そんなにヘヴィに使うもんでもないから私などには廉価版で十分である。いまのスマホがちょっと調子を悪くしていて、ぼちぼち買い換えなのかなという折。それとiPod touchの容量が音楽ファイルでいっぱいになりつつあり、256GBのうち既に200GBは超えてるのでなんとかしたい。iTunesだけを残してサブスクで落とすもののほうをiPhone SEで、というやり方を考えている。あとはiPadも調子が悪い。デバイス(ガジェット)もガタがくると買い換えのめんどくささや出費に追われる。なにも贅沢はいわぬのだが。

 ピノキオPを聴いている。サブスクでだいぶ落とせてるんで、こうしてときどき聴くものである。聴くんだけど、ボカロ界隈のいま現在がどうなってるのかはまったくわからんね。私の中のボカロはもう『千本桜』あたりで止まっている。あと米津玄師が最初はハチ名義で活動してたのを知ってる。その頃のディスクも持っている。これはささやかな自慢だ。

 さて書いてばかりいないで読まなければならない。言葉を充填するのだ。考えのルートを増やすのだ。書物の力を私はよく知るものである。より強い力を求めて無限に続くこの道のり、やっていくしかねえなあ。読むこと以外の勉強はあんまりピンとこないのだった。私には独学独習の徒としてひとり進むのが合ってるんだろう。ソロプレイ上等。



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