8/27 それぞれのキャリア
まさかリクルートがこういった状況になるとはね。。時の流れというのは新鮮な驚きを運んでくれる。
就活は色々な思惑が絡む非常にアンダーグラウンドな部分が非常に多くて、それを経験した社会人にはそれぞれ一家言あることもあって、テーマとして扱い方が難しい。身内でもない限り応援していますってのも変だし、企業も学生も澄んだ心は持ち合わせていないし、騙し騙されのゲームでしかないと思っている。
そんなことよりも自分の就職活動を思い出すと、当時私が所属していたサークルや友人たちの間では下記のような概念図が流行っていた。
なんてことはない話で「WANT(やりたいこと)、CAN(できること)、SHOULD(やるべきこと)」が重なり合う部分というのを探し、それを職業選択に繋げようという話だ。
今思えば無知だった
たかだか20数年を平和に過ごしてきた学生が突然こんなことを考え始めたからといって、天命のようなかたちで答えは降りてこない。そんなこと分かっていたつもりだけど、何かそこで躓いたら一生がダメになってしまいそうなそんな雰囲気を感じていたからなのか、なかなかに苦しんだ時期ではあったように思う。
よくよく考えてみると、出来ることはほとんど無いし、やるべきこともほとんど無い、一方で肥大した自意識からやりたいことばかりが積み重なっている。さっきの図でいえば、あんなにキレイな同形の円が並ぶ訳もなく、本当であれば大きさも形もバラバラで、重なり合う部分なんてホントは無かったのかもしれない。
・地方銀行に就職した友人
海のキレイなところの銀行に就職した友人がいる。激務な時もあるけれど、ゆったりした空気感に馴染んでいるようだし、とても楽しそうである。
・上司とそりが合わずに退職、その後起業した友人
配属先の上司とのそりが合わず体調を崩し、そのまま退職。その後自ら起業して日々楽しくやっている様子をFacebookに投稿している。
・初めからフリーランスを選ぶ友人
日本の最高学府卒であるにも関わらずフリーランスとして仕事をしている友人。ネットワークも広く色々なプロジェクトを動かしており、会社に所属しているより全然楽しそうだ。
総合商社や投資銀行、コンサルなどいわゆる王道を歩む友人もいるが、彼らも現在はスタートアップで働いていたり起業していたり、NPOで働いていたりしているようだ。長く会社に勤めている人間ばかりではない。
最近の学生に抱く印象
たまーに私にもOB訪問を依頼してくるようなモノ好きがいるのだが、総じて学生が小賢しくなっているような気がしている。学生間だけでなく、社会人とのネットワークも潤沢で「へぇ、そんなことまで知ってるんだ」という人が多い印象。でも、それが余り気持ち良いものではなくて何というかそれこそ自意識が肥大していて長く一緒に居られない感じ。
俺も昔はそうだったのかなぁ・・・なんて振り返ってみるけど、もっとボンヤリしてたかもしれないな。
組織にいながらも個人で有名になれる時代
よく「日本は就職ではなく就社」と言われますが、それも徐々に変わってきているんでしょうか?それもある一部の層だけのような気がするけど。就職活動について振り返ってみたけど、もう一回あれをやれと言われたら絶対嫌だな。単に上手くできる人はできるし、上手くできない人は出来ないゲームみたいなもんだからな。だから上手くいかなくても気にすることない。