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5/1 もう1つの鬼滅の刃

これは「こんな物語があったらいいな」を形にした二次創作です。素人の創作なので他人様に読んでもらうような物ではありません。しかし、それでも読んで見たら面白いねと言って頂けるならこれ幸いです。はじめなので、先ずは構成だけでも。

これは鬼滅の刃のAnother Story。炭治郎が鬼の王になった後の話。

【構成】
始動篇:
序章
再誕篇:主人公が鬼になるまでの生い立ちを描く
覚醒篇:主人公が下弦の鬼に選ばれるまでを描く
    メモ)鬼殺隊との遭遇。隊士たちとの戦い。他
飛翔篇:主人公が上弦の鬼に選ばれるまでを描く
    メモ)王が目指す世界。柱の理解者。他
未踏篇:鬼と人間が生きる世界
    メモ)産屋敷との会談。共存か、決裂か。
【登場人物】
鬼の王:竈門炭治郎
雷柱:我妻善逸
獣柱:嘴平伊之助
水柱:冨岡義勇
炎柱:?
岩柱:?
風柱:不死川実弥
※その他については仮設定

主人公は下弦の鬼「〇〇」(名前はまだ無い)。死にかけた少年が鬼の王と出会い鬼になる。一介の鬼から下弦へ、下弦から上弦へと成長し、鬼の王に近づいていく話。

プロローグ

「炭治郎待て!!私の意思を思いを継いでくれお前が!!」
「お前ならなれる!!完璧な・・・究極の生物に!!」

これは自分の記憶なのか、鬼舞辻無惨の記憶なのか、今となってはもう分からない。けれど、もはやどっちでもいい。鬼の王になったのだから。

始動篇

そこは琵琶の音が鳴り響く奇怪な場所だった。

この場には下弦の鬼が集められている。
私もようやく下弦の枠に入ることができた。残りの4人の鬼たちはいずれもひれ伏し、一様に顔を強張らせている。明らかに身体を震わせている者もいる。怖いのだろう、鬼の王が。しかし私は知っている。鬼の王は、鬼の始祖である鬼舞辻無惨のように、自分以外の者をそう易々と殺したりはしない。慈しみがあるお方なのだ。
「鬼の王」のことを私はこう呼んでいる。「兄さま」。もちろん直接口にすることはしない。心の中でだ。しかし、鬼の王は我々の心のうちを読んでいるはずだ。それを敢えて咎めないのも、王の慈しさ(やさしさ)なのだろう。

また一つ琵琶の音が鳴り響いた。
そして次の瞬間、鬼の王が現れた。。

「柱を生け捕りにしてきて欲しい」

(続く)


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