睡眠は、投資 その4 脳の使い方
田中奏多さんの「眠る投資」本当に参考になることが多いです。
今日はその最終章、脳の使い方より、私が「使える!!」と思った部分を紹介します。良い睡眠をとるために、脳を疲労させないコツが詰まっています。
ルーティーン化
意思決定をすることは、脳に大変な負担をかけます。よって、本当に必要な時以外は、意思決定を脳に強いないようにする。そのために、日常生活のルーティーン化が勧められています。ルーティーン化のメリットは頭でいちいち考えなくても身体が動いてくれること。そのためにも、時間をかけなくても日常生活なことに繋がることが良いといいます。
私の例を、参考までに。
①5時30分頃に起床する(なるべく起きる時間は統一)
②歯磨きをくわえて、トイレに行く
③やかんに水と入れて、火にかける(IHですがね)
④歯を磨きながら、血圧と体温を測り、写真に記録
⑤コーヒーを挽き、淹れる。蒸らす時の香りをかぐ
⑥コーヒーを落としつつ、4分間のHIITトレーニング
⑦ぜーぜー言いながら水を飲み、シャワーを浴びる
⑧熱いシャワーを浴び、風呂掃除をし、冷水を浴びる、叫ぶ
⑨髪の毛をセットして、服を着替える
⑩コーヒーを水筒に注ぎ、残りをマグカップに注ぐ
⑪コーヒーを飲みながらモーニングページを書く
⑫太陽の光を浴びながら20分歩いて駅に向かう=出勤
※モーニングページについてはこちら
休日は、ここに掃除機による家の掃除や洗濯などが入ってきます。すごい!!意外にも12項目にも及ぶ工程を約30分から40分で行っている…。我ながらすごい。ハビットチェーンを使いながら少しずつ習慣化していきました。
マルチタスクはシングルタスクへ
脳のCPUは1つです。マルチタスクをしている時は、いくつものことを同時に行っているようですが、実際は目の前のこと1つを行っているのだといいます。確かにそうですよね。つまり、自分の注意(ワーキングメモリー)を割ける量には制限があるということ。必要なものに注意が向くように工夫する必要がある。仕事に関係ないものは目に入らないようにする。我々は、2.8秒よそに注意が逸れただけでも、いまやっていることへの集中が途切れてしまうといいます。
脳のDMNを積極的に使う
ぐるぐる思考として敬遠されがちがDMN(デフォルトモードネットワーク)ですが、著者曰く、使い方次第。特に、クリエイティブな仕事をする時は使い時だそうです。それは、ひらめきやアイデアを生んでくれる可能性があるから。
我々には、抽象化という優れた力があります。様々な情報を寄せ集め、一見全く違ったジャンルの様々な情報を俯瞰して、アイデアを生む。これ、結構重要だったりします。ドラマ「スペック」にて、主演の戸田恵梨香が、行き詰った時に、習字紙に頭に浮かんだことを書きまくって、破いて、上にバラバラぁっと投げる、あれです。だと思う、多分。
その上で、キリの「悪い」ところで休憩することをこの著者は勧めてくれています。キリの良い所だと、脳が「作業、終わり!!」として考えるのをやめてしまう。しかし、キリの悪い所で終わると、休憩中に、DMNが働き始め、あれやこれやぐるぐる思考を巡らし、アイデアが浮かんだりする。戦略的な休憩と言っても良いかもしれません。
最後に、以上、様々な方法を使って、脳を嬉しくしてあげる。そうすることで、疲労を防ぎ、パフォーマンスが上がる。もちろん、そこに睡眠が関わっていることが言うまでもありません!!
さぁ、睡眠を変えて、人生に大きな変化を!!
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