見出し画像

“その気”になる

真のリラックスは、“その気”から生まれる

 今日は、リラックスのはなし。


 みなさんは、「リラックスしよう」と思ったことはありますか?
 しかし、「緊張しないように」と、思えば思うほど、かえってひどく緊張してしまうことは容易に想像がつきます。


 そこで、この本より、リラックスのコツを考えます。

イメージが筋肉を弛緩させる

 まず、この事実を押さえておきます。

 これは、筋電図やその他生体電気現象として確かめられている。つまり、“こころがからだをリラックスさせる”ということはあり得る、ということ。

イメージの定義

「こころに描く像」

:実際にはそこにはない、いわば虚の像、心象と呼ばれ、実際にそこにある物の像を実像とするなら、イメージは、心象を指す。

 視覚的なものに限らず、鼻、舌、耳、皮膚はもちろん、あらゆる体験についての像を含む。更に、あまり注目されていないが重要なイメージとしては、からだの緊張や動きなどの動作体験も、イメージがある。リラックスには、この動作イメージを使う。

頑張らずに弛緩イメージを自己暗示

 最初に述べたように、「リラックスせねば」は逆効果。では、どうするか?“課題実現はあきらめ”、“現実を忘れて”、“春風駘蕩(しゅんぷうたいとう)”の“夢心地”になる。

春風駘蕩:春の景色ののどかなさま。 春風がそよそよと気持ちよく吹くさま


 ちょっと、分かりづらい…、ので、著者も補足してくれてます。


1、「緊張はしていないにしても、まだリラックスという感じではないという状況」これが、しばらく続く。すると、

2、「緊張と弛緩の間にあった気分は徐々に変化」(恐らく、ここからが重要!!)「これを、自分のからだの弛緩した感じとしてからだに注意を向けてみると、なんだかそのとおりの感じがしてくる」

3、「この感じにこころを向けていると、この感じがいよいよはっきりしてきて、身も心もリラックスしたような感じになる」=リラックスのイメージ

実感が伴う

 こうして、現実に“リラックスしている”という実感が伴うようになる。
そして、そのリラックスというイメージをこころにとどめたままでいると、少しずつそれがからだに影響を及ぼし始め、緊張を弛緩し、更に、リラックスした感じを生むスパイラルに入っていく。

 この一連のスパイラル現象が、イメージ(心象)を用いたリラックスの仕方というわけです。なかなか、複雑な言い回しなので、私なりの例ですが、

1.気晴らしに、森に出掛ける

2.近づくにつれ、緑が目に入り、なんだか心地よくなってくる

3.大きく深呼吸したり背伸びをして、その感じを味わおうとする

4.実際にからだが楽になって、更に心地よい感じがしてくる

森

少し、練習が必要そうですね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?