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銀河を巡る音の旅

音楽の話です。

音楽で宇宙を感じる、なんて宇宙には音がないのにね。でも、行ったことのない宇宙の音を確かに感じるんです。音楽理論とか解説なんてなくても、一度聴いてみて「確かに」と共感してもらえれば、こんな嬉しいことはありません。

ぜひヘッドフォン推奨、大音量でお試しください。



Air - Caramel Prisoner

映画「コンタクト」の冒頭のシーンのように、誰にも受信されない音楽が電波となり慣性の法則にしたがって(イメージですよ)同じスピードで何百万光年も暗闇の中を漂い進んでいる、そんな音楽に聴こえます。



David Bowie – Space Oddity

カウントダウンが終わり、リフトオフ、ロケットは地球の重力を抜け、空気の層を抜け、真空の宇宙へ飛び出します。シンセサイザーなどなくても、その様子がイメージできるこの曲には、素晴らしいアイディアの数々が込められています。1960年代の宇宙の音がします。



Blur - Death Of A Party

銀河鉄道の夜のような、どこか心穏やかで、どこかさみしい孤独な旅なんです。暑くて寒い夏の夜。そんなスペースセンチメンタルジャニーなんです。



An der schönen - blauen Donau Waltz

これは2001年宇宙の旅のオープニングが印象的なので、そこからの逆説的引用といいましょうか・・・。ホルンの音がアルプスの稜線をゆっくり照らし朝日が登る。でも俯瞰してみると太陽が地球を照らしているんですね。大音量で身を(耳を)委ねたい、そんな一曲です。



Hans Zimmer - Detach

こちらも映画「インターステラー」のサントラの曲。ブラックホールの重力から抜け出すシーンで使われてます。半音づつ上がる不安定な進行で徐々に上り詰め大音響で絶頂に・・・カタルシスを感じることができる一曲です。


以上です、ありがとうございました。




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