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日本で働いている、外国人の留学生さんを甘く見ている人へ。

こんな方はいないだろうか?
外国人が少し苦手。日本人の店員さんの方がいいなー。
とか、
そうか。彼らはコンビニでしか働くところがないんだなー。
とか、
どうも、ぼくら日本人って外国人慣れをしていないというか、
話しかけられたらどうしようみたいな。

とか言ってる場合ではなくなりそうです。

コンビニで働いている外国人留学生の方は、あえていうと、高スペック
なのです。

普通に日本で日本語で日本人と働いている時点で、もはやすごい。

なぜか???
自分たちが、彼らの国に行って、彼らの習慣文化に沿って英語を使って
働くってことがどれだけ難しいか…

ってことを少しでも冷静に考えるだけで、理解できると思います。

中国、ベトナム、タイ、ネパール、スリランカ、新疆、バングディッシュ。
いろんな国の留学生さんと働いてきた自分の経験からすると
もはや、同学年の日本人の学生さんと比べるのは、ちょっと申し訳なくなる。

将来のビジョンが明確で、これをやりたいので、今日本に来ました。
そもそも、そういうビジョンがあるからこそ、決して安くない旅費をはたいて来ているわけです。

バイト代も学費や生活費。
仕事にも真剣になって、ややオーバーコミュニケーション気味に質問をしてくるから、吸収も早い。

だから、甘く見てはいけないし、彼らから学ぶことも多々ある。

国のことを聞くと結構政治的な話もしてくれるし、最近ではバングラディッシュの留学生さんと話した会話が面白かった。

✅宗教上の理由で、豚肉はだめ。豚の原材料もダメ。
✅ショートニング、マーガリンを使っている食品はたべるな、と指導されて  いる。健康的というか、もともと欧米ではほぼ禁止されている。
✅日本のエンジニアに国のインフラが建設されており、かなり親日。
✅国旗の話をすると、なぜか盛り上がる。日の丸と似ているから。
✅超甘い饅頭みたいなデザート(ミスティ)が大好き。
なんでもシュークリームの10倍くらい甘いらしい…

などなど、30分ほど会話するだけでもこれだけの情報が分かる。
もちろん、日本語で。
通常会話は、もはやオッケー!

なんだけれど、彼らにとって、一番の難敵は、
漢字。
「薔薇」なんてでてきたら、日本人でも「うっ!」っと来るのに、
彼らにとったら、スラムダンクの山王工業の河田くらいに思えるだろう…

と彼らは、フレンドリーなんです。意外と。
そして、なぜか結構おごってくれる。
お国柄なのか、そうやって教育されているのか…

と考えると、必然的に、少子化が進んでいる日本人は彼らを
甘くみてはいけない。
ミスティより甘く見てはいけない、と思う今日この頃である。

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