コンビニではまねできない?地元雑貨店の強さの秘密とは?
この記事を読んで、まさにニッチな戦略が成功していると
いう典型的な例。
地元岐阜市には、7月末で唯一の百貨店高島屋が閉店。
ところが、この記事に紹介されている富士屋デパートは
岐阜市玉宮町という飲み屋街の一角にある、いわば何でも屋。
そんな富士屋デパートは、もはや地元飲み屋街になくてはならない
存在となっており、持ちつ持たれつの商売を行っているため
需要が絶えないというのだ。
で、コンビニはどうか?というと、もちろん常連さんはいる。
が、この富士屋デパートのように何でも屋ではない。
チケットやコピー、住民票なども取れるが、そこまで。
そこまでというのは、どこでも代わりになれる。
あそこのコンビニでなくても大丈夫。
だけど、このデパートはそこでしかない価値を売り物にしている。
自分もここは一度だけ覗いたことがある。
店内は、和製ドン・キホーテと言わんばかりの商品があったと
記憶している。
コンビニは基本オーナーが経営者で独立店舗なのだが、本部は
ドミナント戦略をとり、オーナー同士でお客を囲い込むのが昨今の基本だ。
ゆえに、利用する側は、よっぽどでない限り
あそこのコンビニでなくてもいいか!ってなる。
ところが、この富士屋デパート。一件しかない。
支店を出そうと思えば出せたのだろうが、あえて敷地内売り場を広げると
言う戦略をとったのは、素晴らしいと思う。
そして、地域ニーズにそって、売り場の商品を変更し、まさに地域全体を
取り込んでいる。
全国、商店街が閉店傾向にあり、地方の百貨店もどんどん閉店している中で
改めて地域密着の凄さを感じた記事でした。
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