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机とスペース
今月は気の張る締め切りがなくて、公開講座もシーズンオフで、登壇予定もなく、歌集が無事に出たこともあって、もへーーんとしているのだった。
手芸とかお菓子作りとかガーデニングとか、無心に手を動かしたいような気がするけど、今日のところは動画を見たり紙類を整理したりして非生産をきわめて過ごす。
20歳で短歌を始めて、20代のうちに歌集を出すことが目標だったけど、結局第一歌集を出したのは40歳の時だった。遅れた、という気持ちがすごく強くて、作っても作っても書いても書いてもその気持ちは治まらなかった。数年前から漠然と50歳までに第三歌集まで出したいと思っていて、50歳に乗っかりはしたけれどまあなんとか出せたことでようやく、自分に頑張ったね、と言ってあげられる気がする。
閑話休題
ずっと不思議だったことがあって、たとえばカフェ、たとえば居酒屋、たとえばどこかの待合室、そういうところでちょっとメモを取ったり本を読んだりする時ってほんの50センチくらいのスペースでも十分で、なんの不自由もなく作業できるのに、自宅の自分の机だとその2倍3倍のスペースがあってもなんだか不自由に感じてしまう。
お外のテーブルに傷があったりガタガタしていたり材質が今ひとつの手触りだったとしてもなんてことなくてむしろチープさがオシャレーとご機嫌でいられるのに、自分の身の回りのものとなると合板よりちゃんとした木がいいなあ、手触りが気になる…とか思ってしまう。
なんででしょうね??
なんで、物理的に大きなスペースを狭く不自由に感じるのだろう。椅子だって、その辺のカフェの椅子よりはずっといいはずなのに、腰が痛ーいとか、足がだるーい、とか思って椅子の上で正座とかしてしまう。
物が多いからかしら・・・
本棚に布とか貼ってみたら落ち着く?? だけど、ブックカフェとかもあるし、本があるから、物があるから落ち着かないということはないように思う。
なんでなのかねー。