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自粛の大切さ

こんにちはrinoです

コロナウイルスが世界で猛威を奮っている今、みなさんどうお過ごしでしょうか?
普段どおり仕事で忙しい人、毎日のように外で友達と遊んでいる人、家で退屈している人…
今日私がnoteを通してみなさんにお伝えしたいことは自粛の大切さです。

コロナウイルスが世界で広く認知され、感染が拡大したのは2020年に入ってからのことですが、実際にウイルスが確認されたのは2019年のことでした。中国の武漢で始まった恐ろしい感染症は中国本土を越えて、世界全体に波及し今尚、感染の輪を広げ続けています。
それぞれの国が国家非常事態に対し、国民に自粛を求める、政府による国民への補償を実施するなどの対策が見られます。私のアメリカの友人たちは大学の寮を無期限で離れ、それぞれの家に帰ってもう15日間以上の自粛を続けています。

私は春から進学のために上京を予定していたのですが、大学の入学式やオリエンテーションの中止が発表され、授業の開始が5月下旬まで延期されたことから上京の日程を遅らせ、地元富山で自粛する事になりました。現段階では授業の開始日が5月下旬と通常の大学生活の目処が立っていますが、状況によっては大学から映像授業の実施が発表される可能性もあります。

私は昨年の夏に1年間のアメリカ留学から帰国し、今はSNSや電話を通して多くの友達やホストファミリーと連絡をとっています。日本の状況を心配し、アメリカの情報を交換している中で分かったことは日本はコロナウイルスに対しての危機感が圧倒的に欠けているということです。
現在アメリカでは大学生は寮生活を中断して自宅待機、お店は全て閉鎖、飲食店は持ち帰り限定、イベントは小規模のものでさえ中止、外を歩いている人はずいぶん減っているそうです。国内の経済循環が悪くなることで失業者が増加。お金がなくて十分な栄養をとれない。そして免疫力の低下によって感染者が増加する。このようなケースが目立ってきているようです。

アメリカの友人は一人一人が自分や家族のことを考え、自粛生活を続けています。始めは暇で暇でしょうがないと言った声が多かったのですが、今は
「時間が有り余っているから、自分と向き合う時間が増えた」
「進路について考える良い機会になった」、
「家族との距離が縮まった」
などプラスの声が増えてきたように思えます。恥ずかしいことに私は1週間前まではコロナウイルスが怖いと思っているだけで富山は大丈夫、ちょっと出歩いても感染しないと甘く考えていました。しかし数日前に県内での感染者が確認され、濃厚接触による感染者数は伸びてます。県内に感染者が出てから気付くようでは遅いのですが、まずは現段階で自分と自分の家族が健康であることを幸せに思わなければいけません。1週間前まで外を出歩いていたにも関わらず自分が感染しなかったのはラッキーに過ぎず、いつ感染していてもおかしくない状況でした。

昨年、1年間のアメリカ留学を大きな問題もなく予定通りに終える事ができたのはただのラッキーで、今年度留学をしていた学生さんたちは強制帰国で報われない気持ちでいることと思います。当たり前の様に留学を終えられた私はもし、去年自分がその様な状況で帰国せざるを得なくなってしまったら、今の日本の状況に大きな焦りと怒りを覚えるでしょう。早期帰国によって留学生活を中断した自分はやるせない気持ちでしょう。

近日日本に帰国した友人によると、帰国の際はたくさんの検査や書類の関係で空港から出るには時間がかかると予想していたらしいのですが、実際は書類を書いてどこに滞在するか伝えるだけだったそうです。20分も要さなかったそうです。

一人一人が自粛を守れば感染者数の増加は防ぐ事ができます。感染を予防して自分の命を守ることはもちろん、周りの人への感染を防ぐこと。今私たちが背負っている命は決して自分のものだけでなく、大切な家族や友人、地域の人、そして地球市民全員の命です。
今は桜がピークを迎え始めていてお花見に出かける人も多くいると思います。今はやめてください。生きていれば来年もその後何十年も桜を見る事ができます。大切な人が不用意な外出をするのを全力で止めてください。大切な人を失ってから気づくのでは遅過ぎます。自分一人の行動で多くの人の未来を奪ってしまうかもしれません。


第一志望の合格を勝ち取り、春からの生活を心待ちにしていましたがこのような世界非常事態に私ができることは自粛を守り、自粛を呼びかけ、静かに終息を待つことだけです。
先日、進学予定の大学の学長から動画での入学のお祝いメッセージをいただきました。

「この度の様に大きな課題に人間社会が直面する時においても、皆さんの視線は常に弱者に向けられる、その様な成長を心がけて下さい。皆さんが、社会の先導者となり、リーダーとなりつつも、常に弱者への眼差しを忘れない、そんなリーダーとしてこのキャンパスで成長してくださることを期待しています。」

自分だけでなく、他者を思いやる気持ち。自分が楽しいからいいのではなく、他者のために自粛する。
今私ができることは、先導者として家から自粛を呼びかけることしかありません。でも一人でも多くの人がこの記事を読んで自分の生活を見直していただければ幸いです。

1日でも早いコロナウイルスの終息と日常生活の復興を願います。

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