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精神科医が見た京都人間模様 前編 人生は挨拶で楽しくなる!

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日々の移り変わりの中に生じる人々の微妙な心理的変化は面白い。特に地域コミュニケーションを成熟させてきた京都に住む人々の人間模様を見ていると、日本人の特性とそれを共有する人々の人生…
後編もあります。開いてみてください。 さらに、近々、別のエッセイ編も出します。お楽しみに!
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精神科医が見た京都人間模様 はじめに

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ひで
3年前

三匹の子ぶたと狼の不思議な関係 第1章の1

 幼少時によく聞いた話が三匹の子ぶたとオオカミのお話である。当時、私がいつ頃聞いたのかは…

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ひで
3年前

「待つこと」って、結構面白い 第1章の2

 待っているときにさまざまな気分が起きることを誰もが体験されたことがあるであろう。待った…

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ひで
3年前

なぜ、虹は七色なの? 第1章の3

 先日、ある患者さんが診療の中で「最近、虹が五色にしか見えなくなった。視覚が悪くなったの…

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ひで
3年前

部屋の生花も、枯れこそ一つの楽しみか 第1章の4

 5月は薫風の頃、道端に見られる多くの木々に、日照とともに伸びゆく草木が目に入る。その若…

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ひで
3年前

築地の寿司屋の若いカップル 第1章の5

 東京築地の寿司屋に家族で食べに行った。名の知れた店のようで、店に訪れると既に多くの人が…

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ひで
3年前

常連さんになる心理とは? 第1章の6

 先日まで毎週行く店があった。午前の診察が終わり、昼休みに入ると直ぐに食べに行く店である。カウンター席で少人数が食べるうどん屋であるが、出汁のよくきいた白醤油の汁でわりとうまい。ほかに、かやくご飯や親子丼、カツ丼、カレーうどんもあり結構いける。飲食店は周囲にとても多く、別にそこにこだわる必要はなかったのだが、結構長い間、毎週顔を出していた。  その店は料金前払いだったが、毎回スタンプを押してくれるということがあった。スタンプは毎回押し、20回貯まると400円分サービスがある。

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朝の散歩は挨拶だ! 第2章の1

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ひで
3年前

幼児の「おじいちゃん大好き」という言葉が切り札だ! 第2章の2

 朝の通勤列車の中のことである。普段、朝の通勤列車では列車の機械音ばかりで会話の声はあま…

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ひで
3年前

並んで楽しむ大晦日 第2章の3

 最近、家族や知人に東京へ行ったら買ってくるよう頼まれるものがある。ギャレットポップコー…

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ひで
3年前

百人一首の深い愉しみ 第2章の4

 先日、クリニックで患者さんの知人が自殺したことを聞いた。患者さんは、会社での新商品の企…

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ひで
3年前

旅行はいつ始まって、いつ終わるのか? 第2章の5

 休暇をとって旅行に行かれる方もあろうが、そんな時に旅行はいつ開始され、いつ終了するのか…

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ひで
3年前
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狭い道の電柱のありがたさ 第2章の6

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ひで
3年前

親父の権威はどうなった? 第2章の7

 「親父の権威はどうなったのか」というテーゼに、誰もが「そんなこと今更、何の意味があるのだ。半世紀以上も前からわかりきったことだ。」と思うであろう。「地に落ちた親父の権威」といった結論が既にあると、それ以上の模索がなされない。  先日、大手スーパーの中で買い物の散策をしていた時のことである。父の日の贈り物のコーナーが設けられていた。そのコーナーにある対象の商品は、座椅子や座布団、癒しグッズ、マッサージ用品など日常生活の中に癒しを求める志向性の商品が置かれていた。父の日が近いし

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