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社員が自社のファンになる

好きなスタン・ゲッツを聴くと気持ちが落ち着く、アンドリュー・ワイエスの画集は何時間観ても飽きない、高橋(関根)恵子にあったことがあるのがちょっと自慢・・・極めて個人的ですが、ファンの心理はこんなもんです。

会社の外側だけでなく、内側がファンになる

ところで、会社のファンとは何でしょうか。それは会社が大事にしている価値を支持している人たちのことです。ファンは「がんばってね」と応援し、「ダメじゃないか」と叱咤し、「大丈夫だよ」と救済までしてくれます。

そんなありがたいファンはどこにいるのでしょうか。実は会社の外側と内側にいます。外側とはお客さま、内側とは社員のことです。どちらも大事ですが、どうしても業績に直接つながる外側のファンに目が向かいがちです。

でもね、内側こそ大事なのです。先日のオンラインサロンである会社の社員さんの一言は「社長と会社のことが大好き」。これって経営の醍醐味ですよね。「社員が会社のファンになる」ことでブランドの価値は際立ちます。

働きやすさの追求だけではファンは生まれない

当たり前のことですが、会社を嫌いになろうと思って入社する人はいません。差こそあれ、会社を好きになり、貢献したいと思っています。同時に、心ある会社ならば、仕事を通じて社員に成長してほしいと願っています。

しかし、思うように力を発揮できない人がいます。退社してしまう人もいます。何が原因なのでしょうか。仕事への適性、給与や待遇への不満、職場の雰囲気、人間関係・・・要は本人にとって働きやすい環境ではないのです。

しかし、働きやすさを高めるだけで「社員がファンになる」のでしょうか。そもそも、中小企業は給与や福利厚生などの待遇面では、大手にはかないません。働きやすさだけを追求するにしても、残念ながら限りがあるのです。

「人は人に共感する」、これが社員がファンになる入口

中小企業にとって「人材の採用、定着、成長」は重要かつ緊急の課題です。解決の糸口は「社員が自社の最強のファンになる」ことです。そのポイントは、働きやすさを高めながら、同時に「働きがい」の追求にあります。

働きがいが育つ要因はどこにあるのでしょうか。それは会社が大切にしている価値への共感です。もう一歩踏み込むと、その価値を本気で実現しようとする人たちへの強い共感です。「人は人に共感する」ここが大事な肝です。

そうは言っても簡単ではありません。次の3つのステップがあります。「会社が提供する価値の明確化」「経営者自らの価値の発信と対話」「お客さまに共感してほしい価値と社内のすべてのことが矛盾していない状態」。

オンライントーク「BRAND de NIGHT」を開催

三つ目の「価値が矛盾していない状態」がとくに大事です。「経営はきれいごとではできない」という声が聞こえてきそうです。でもね、「矛盾していない状態の実現を諦めずに目指している」、ここを社員はよく見ています。

社内外の価値が大きく乖離すると、社員の働く動機が下がります。少々グレーでもいいが当たり前になります。結果的に、社内の雰囲気はギスギスし、仕事の生産性は低下します。この負の循環が本当に怖いのです。

「社員が自社のファンになる」、これをテーマに6月16日(水)に「BRAND de NIGHT」というオンライントークを行います。僕らが主催する「ブランディングクラブ」の会員から学んだことをゆるく語ります。ぜひご参加を!

ブランドdeナイト@エリアレス

参加料は無料です。業種も規模もエリアも問いません。中小企業の方なら誰でも参加できます。スタートアップ企業も大歓迎です。

参加ご希望の方は「「ブランド・デ・ナイト参加希望」と記載し、お名前、会社名、役職、電話番号、メールアドレスを明記の上、メールにてお申し込みください。

■クエストリー:info@questory.co.jp                               ■HPのお問い合わせフォームからもお申し込みできます。

★「BRAND de NIGHT」の目的と趣旨はこちらをご覧ください。



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