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河津桜、スギ花粉、アレルギー、春の祭典、そして小澤征爾さん

朝、地下鉄に乗る前に、2つの駅を歩いて大きな公園を通り抜けました。その理由は、公園手前の川沿いにある河津桜を見るためです。思っていたよりも早く咲き始めていました。満開はいつ頃だろう。

昼間は気温が20度近くまで上がり、春一番も吹きました。するとヤツが飛散し始めました、スギ花粉です。鼻がムズムズし、目が痒くなってきたので、もうすぐ本格的なアレルギー反応が起こるかもしれません。

新しいものにはアレルギーが起きることがあります

アレルギーで思い出すのはストラヴィンスキーの「春の祭典」というバレエ音楽です。TV朝日の「題名のない音楽会21」で20世紀の名曲ベスト30に選ばれた楽曲ですが、1913年にパリで初演されたときは大変な出来事でした。

新しいリズムや不協和音、従来のバレエとは違う衣装や振付に、観客の多くはいらだち、演奏が聞こえなくなるまでブーイングが起こったそうです。要するに、新しい音楽が受け入れられなかったわけです。

いまでは当たり前のように感じますが、当時はそれがクラシックの概念を超えていたのでしょう。振り付けを手掛けたニジンスキーは、演奏が聞こえなくなったバレリーナのために舞台の袖で手拍子を打っていたそうです。

下記のYouTubeは新国立劇場バレエ団の「春の祭典」のダイジェスト版です。どうしてこんな風に踊れるのか。

こちらは先日亡くなられた小澤征爾さんの「春の祭典」です。本当に素晴らしいです。生演奏で聴いてみたかったです。

花粉は嫌ですが、アレルギー反応を感じたときは新しいことの始まりと思った方がいいかもしれませんね。河津桜、スギ花粉、アレルギー、春の祭典、そして小澤征爾さんにつながった今日のnote投稿です。

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