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ビジョンは何をベースに組み立てたらいいのか?
今回は3年前に書いたブログの再録です。いまでも思いは変わりません。
ビジョンの組み立ては三段階あるように思う
今日はお取引先で「ビジョン」の話し合いでした。ビジョンの組み立ては三段階があるように思うのです。一つは「組織ビジョン」、二つ目は「事業ビジョン」、そして三つ目は「数値ビジョン」です。
今回は話し合いは一つ目の「組織ビジョン」でした。それはそれとして、ちょっと思うのはビジョンの組み立てのベースになるのは何だろう。
夢ややりたいことなどから考える人もいるだろうし、三番目の数値からアプローチする人もいる。これらは楽しいし、話しは弾むけど、実際にはどこか空虚になりがち。実現の根拠に乏しく、経営的にも不安定な気がする。
ミッションの先にあるのがビジョンです
お取引先ではビジョンを考える際にこんなことを伝えました。ビジョンは未来(遠いか近いかは別として)のことですが、現在の企業の在り方を定めているのはミッションです。
僕はミッションの先にあるのがビジョンだと思うのです。「ビジョンのベースはミッション」・・・具体的にはこんな感じ。
◆ミッションを遂行していく中で、自社は顧客にとってどういった存在になるのか?
◆ミッションを遂行していった先の未来は自社にとってどんな結果をもたらしているのか?
◆その未来に自社はどんな状態であるべきなのか?
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ミッションに翼をつけてビジョンへ
ミッションをベースにしてビジョンを考えた方が、現実的でかつ広がりがあります。カッコいい言い方をすると「ミッションに翼をつける」感じがビジョンです。
じゃあ、ミッションが定まっていなければ、ビジョンはつくれないのか?いやいや、そうではなく、ビジョンを組み立てる際にミッション(あるいはミッション的なこと)を考えざるを得ない段階が必ず訪れます。
それこそ、ビジョンとミッションをセットで組み立てるチャンスじゃないですか。そうでないと、根拠や条件の希薄な数字合わせだけのビジョンで終わってしまいます。
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