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『月刊 製菓製パン』 に 「人材支援型の経営」を6回シリーズで連載

製菓製パンの総合誌『月刊 製菓製パン』に6回シリーズで寄稿しています。昨年のテーマは「ミッション経営」でしたが、今年は「人材を管理する経営から、人材を支援する経営への転換」です。

表紙は毎月美味しそうなお菓子やパンの写真です

毎回うんうんと唸りながら約3500字の原稿をまとめています。それでも日頃取引先で語っていることを文字にするのはいい整理になりますね。第1回目が掲載された2月号には次のようなことを書いています。

中小企業の人材不足は、給与や待遇の向上、働く環境や働き方の改善だけでは解決できません。なぜならば、成長期から続いている社員を「管理する」考え方が根強く残り、社員の成長を「支援する」ことが欠如しているからです。
創業者に多いのですが、業務のほぼすべてを管理し、人材を自分の思うように動かそうとする経営者がいます。経営者の能力が発揮されているときはいいのですが、長続きはしません。経営者の能力の限界が管理型の経営の限界です。
また、管理型の経営は似たような考えの人材が集まった組織を生み出します。異なる背景や世代、多様な価値観から生まれる新しい気づきやアイディアは受け入れられません。意欲ある人材ほどこの同質的な組織から離れようとします。

『製菓製パン』2月号より

人材支援型の経営が目指すのは、社員一人ひとりが会社の目指す方向に向かって、それぞれが目標を設定し、主体的に考えて行動する「自走型の組織」の実現です。実際にはどんなことを支援するのでしょうか。次の5つが挙げられます。
「知識や技術の取得と活用を支援する」「経験を積むことを支援する」「仕事を変えるアイディアの創出と実践を支援する」「自ら計画を立て、それを達成することを支援する」「多様性のあるチームで成果を出すことを支援する」。

『製菓製パン』2月号より

100年近い長い歴史を持つ長寿の業界誌

『月刊 製菓製パン』の編集・発行先は「製菓実験社」さんです。実は『製菓製パン』は100年近い長い歴史を持つ業界誌なのです。一つの業界に特化した月刊誌としてはかなり長寿、もしかして一番かな。

大正14年(1925年)に前身となる月刊「製菓と図案」が創刊されました。昭和5年(1930年)に「製菓実験」に改称、戦禍で中断した後の昭和25年(1950年)に『製菓製パン』として復刊し、いまに至ります。

原稿が掲載された2月号と3月号が既に発行されています。書店での販売は限られたところだけのようですが、Amazonでも購入できます。ご関心がございましたら、お読みになってください。

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