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欧州でMidnight Whisperといわれ愛されたSB-F01

時代を先取りするようにTechnics(現Panasonic)からデスクトップスピーカーシステムを世界にプレゼンテーションをした。

それがこのSB-F01。

開発者である筆者が伝えたい魅力とは。即ち、静かな時間に、スピーカーを近くにおいて、直接音を聴く。これがとても自然感があり、爽やかで、美しい音色が聴ける。

これがデザインコンセプトである。

静かな時間に、スピーカーを近くにおいて、直接音を聴く。

いい音が聴ければ小さいほうがいいわね。近くで聴けばいいのだから!

欧州にFシリーズのアフターマーケティングに訪れた時。ある家庭の主婦が話した言葉が今でも強烈に残っている。

『彼は大きなスピーカを置きたかったがテクニクスのSB-F1を購入して、私も満足だ。カーテンの両サイドに釣り下がるこのスピーカはとても素晴らしい曲を毎日届けてくれる。私にとって素晴らしのは以前のようにスピーカが邪魔にもならない。私は、このスピーカは ”Sweet baby” ね。』
いい音が聴ければ小さいほうがいいわね。近くで聴けばいいのだから 
すなわち、”良い直接音聞きたい”という事であった。

スピーカーの周囲反射物やスピーカーの置き場所などで、音圧が高く、その間にある物の影響などを受けた音を聴いていることがある。むろん自分の耳に届く音が素晴らしければ良いのだが、何か気になる共振していると、セッティングが神経質なり、ボリュームをあげるとそれが気になる。いい音でないように聴こえたりする。・・・。


モノと人との関係などを単純で合理的に考えデザインする事であった。要は本来のスピーカーの音に近づく、不要振動を排除するデザインにすることである。すなわちミースが言う 「シンプルなデザインを追求することによって、より美しく豊かな空間が生まれる」のloss is more に行き当たる。

「Less is More(レスイズモア)」とは、20世紀に活躍したドイツ出身の建築家、ミース・ファン・デル・ローエが残した言葉です。「少ないほうが豊かである」という意味する言葉で、「シンプルなデザインを追求することによって、より美しく豊かな空間が生まれる」という

外観外観ディテールは

外観ディテールは美しい正円を形状するために0.2mmの段差をもうけたエンクロージャであり、アルミダイカスト製である。そして、外観の塗装は特殊光輝シルバー塗装である。

ユニットは4cmフルレンジ。特殊高分子フィルムポリマーフィルム振動板でヘッドフォンスピーカーの改革である。
バッフルとエンクロージャは、一本のネジで固定され、不要振動を排除するデザインだ。接合面にはゴムパッキンが張り巡らせた完全密閉型で構成した。

SB-F01は真夜中のささやき「midnight whisper」

SB-F01は、いわば真夜中のささやきmidnight whisper」ともいうべき、深夜のスピーカリスニングを意識した、 世界初めてのスピーカシステムのデザイン提案をした。 ハイパワーを入れても、バランスのとれた小さな音が再生できる。 深みのある音質を技術者のスキルが美しい音色を創造してくれました。

アンプのボリュムを12時方向にあげて試聴すると素晴らしい音域が登場する。是非経験してほしい。

おやすみ前には、 ベッドサイドに持ち込んで、「ジェット・ストリームを、囁くようなボリウムで・・・

ダイニングルームでは、食卓の音楽 「ターヘルムジーク」を・・・

デスクでの勉強の合い間フュージョンに耳を傾けるのも・・・

SB-F01 は、 このほか、 まだまだユニークなリスニングスタイルが展開できる、 パーソナルスピーカです。

とくに、深夜など、小さな音をより美しく楽しみたい。それも、スピーカのバランスのいい音で、ヘッドホンの身近で。というようなご要望にお応えするのが、この小音量専用スピーカ SB-F01。深夜、甘くささやきかけるように音楽を奏でる。あくまでも、さりげなくプライベートな音楽空間を楽しむアダルトな耳へいざなう。

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