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【全文無料】現代社会をイメージで爆速理解!エネルギーの問題編(社会人、学生向けインプット)

こんばんは、ロードです。今回はエネルギーについて学んでいきます。

近年問題となっている化石燃料や原子力はもちろん、皆さんの家の近くにあるソーラーパネルで発電している太陽光エネルギーも、エネルギー資源の一つです。


エネルギーの種類と特徴

ではまず、主なエネルギーとその特徴から見ていきましょう。

先ずは化石燃料です。これには石油、石炭、天然ガスなどが含まれます。この化石燃料ですが、燃焼させて熱を帯びることで動力に利用されます。

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特徴としては、有限で、資源の分布場所にも偏りがあるということが挙げられます。あるところには大量にありますが、ないところにはほとんどないということです。

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化石燃料は有限であると書きましたが、このまま化石燃料を取り続けていって何年もつかという指標を、可採年数といいます。

可採年数=確認埋蔵量÷年間産出量で求められます。

上記の石油・石炭・天然ガスの可採年数を計算してみると、石油が58年、石炭が103年、天然ガスが53年だそうです。


次に原子力発電です。原子力発電は、ウランの核分裂による熱を利用して発電する方法です。

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原子力発電の特徴は、長期間利用できて再利用が可能であることです。そして何より変換効率がいいです。しかし、事故が起きれば大惨事になるということも忘れてはいけません。

事故が起こった場所として挙げられるのは、福島第一原発(2011)と、チェルノブイリ原発(1986)です。

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最後に再生可能エネルギーについてです。再生可能エネルギーとして挙げられるのは、風力発電、太陽光発電、バイオマスなどです。

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(※上記より、原子力も再生可能エネルギーに含まれるような気がしますが、私は科学的なことはあまりわからない上に、教科書や本にも書いていなかったので、今回はそれは含めないこととします。)

再生可能エネルギーのメリットとして、枯渇しないこと、COを排出しないことなどが挙げられます。しかしデメリットもあります。天候に左右されがち安定供給できないこと、そして、コストが高いことです。

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当然のことながら日が出なければ太陽光発電はできないし、風が吹かなければ風力発電はできません。


エネルギー消費は増え続けている

世界のエネルギー消費量を石油換算という指標で見ていくと、1980年には73億トンだったのが2016年には138億トンとなっており、ほぼ倍になっていることがわかります。

この背景には、インドや中国の経済が成長していることが挙げられます。今後はエネルギーの需要に供給が間に合わず、地球温暖化がますます深刻化していくかもしれません。

しかし、化石燃料の消費量を減らすのは現実的に不可能です。代わりに効率の良い化石燃料の普及が求められています。


原子力発電の課題

日本では、東日本大震災が起きる2011年までは原発を推進していました。理由は、石油などの化石燃料の自給率が低いからです。確かに日本で石油が多く取れるという噂はあまり聞きませんよね。

実際、日本はほとんどの化石燃料を海外からの輸入で賄っています。石炭オーストラリアやインドネシア、石油はサウジアラビアやUAE、天然ガスはオーストラリアやマレーシアから主に輸入しています。

東日本大震災の後はすべての原発が停止しましたが、今もなお原発を巡って様々な問題が起こっています。

その一つが、放射性廃棄物の処理問題です。

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震災後再稼働された原発は、鹿児島県の川内原発、愛媛県の伊方原発、福井県の高浜原発のみです。


原発に関する世界情勢

一方世界でも、1986年のチェルノブイリ原発事故を受けてそれ以来脱原発の動きが進んでいるといわれています。

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しかし、アメリカフランスは温暖化防止の名目で原発を維持していますしアジアの新興国である中国・インド・韓国・ベトナムなどでは電力の安定供給のため原発を増設しています。

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終わりに

様々なエネルギーがありますが、やはりどれもメリットとデメリットがあるようですね。

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というわけで、今回は少し短いですが花粉症がつらいので終了させていただきます。(本当は次回やる持続可能な社会というテーマで一緒にするつもりでしたが)

次回は前述の通り、あらゆるエネルギー問題を解決するための持続可能な社会を作る取り組みを見ていきます。

最後まで読んでいただきありがとうございました。また次回お会いしましょう。


画像引用 photo ac




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