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異次元その39◉それでもリーチの価値は大きい

今まで散々先制リーチを批判してきた。
こんな奴いんの?というくらいに。
この本は先制リーチ批判本と言ってもいい。
だが、認める。リーチは大きいと。
『親リーは強いなー』とおじさん達が必ずと言って良いほど言うが、まあその通りなのである。
リーチには言わずもがなメリットが大きいという長所がある。
それはあらゆる短所を無視してしまいたくなる程の、大きな大きなメリットだ。

リーチのメリットについて今さら書く必要はないと思うので書かないが、よって私もリーチは当然するし、むしろ多用する方かもしれない。
なので問題はどんなリーチをどういった考えでしているかなのである。
しない方がいいリーチとはどんなリーチか。

例えば

親でカン三のドラ1テンパイ
4巡目で先制リーチする?

二四444567⑦⑧⑨南南 ドラ⑦

役無しでもツモって裏1乗ったら4000オールだしリーチする人がほとんどじゃないだろうか。
あるいはこれにドラが無くても親だしリーチするって言う人も多いと思う。

では次のテンパイならどうだろう。

二四444567③④⑤⑦⑦ ドラ②

これも親で4巡目
打点も同じだからリーチ?
先程とは違う答えになる人が多いと思う。
変化を待ってダマという選択が出てきたはずだ。
まして
三五444567③④⑤⑦⑦
だったり
二四444567③④⑤⑧⑧
だとしたら?
リャンメン変化や出アガリの強いシャンポンへの変化を期待してしまうのではないだろうか。

つまりほとんどの人は
カン三なんてリーチしたくてしたわけじゃない。状況的にやむを得ずリーチを選択したということを認識して欲しい。

弱い手だけどやむなくリーチを選択した、と。
その認識さえあれば
リーチ負けした、仕方ない。とは言えないだろう。
弱い手を弱いと知ってても欲かいてリーチし負けたのだ自己責任以外のなにものでもない。
運が悪くて負けたとか
リーチしてたから仕方ないとか
その手の言い訳は一切してはならない。

それをした時点で、あなたのレベルは頭打ちだ。
まだ成長するつもりだからこの本を読んでいるのだろう?
リーチをするなと言うわけじゃない、する価値はおおいにあるんだ。そんなもの私でもする。
ただ、負けた時に言い訳をするなと言っているのである。それだけで、自身の成長へと繋がり、レベルの上限は解放されていくだろう。

本当のあなたに限界はない。
今は理想と思っているその最高地点ですら、
そこに近づく頃には更なる理想が生まれているものである。

今はまだ遠くて見えないだけ。理想への道はどこまでも続いている。

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