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【3分で読める】~学生さんに聞いて欲しい~相手の時間を”いただく”意識(木戸)

*博報堂時代の『心・技・体』…心㉔

こんばんは、HDAの木戸です。

今日の内容は、タイトルにあるように、特に学生さんに読んで欲しい内容です。最近、主にHDAの仕事において、学生さんと関わってもらう機会も多い中でよく思っていることです。

よくあるのが、「時間をください」という学生さん。

それ自体は、積極的でほほえましいことです。

大前提として、基本的には厚かましいくらいOBや人生の先輩たちに、ぶつかっていって欲しい気持ちでいます。

ただ、当たり前のように相手の時間をもらって、その後何事もなかったかのように去っていく人がいます。

学生さんの中でも大きな差があります。

例えば、授業だから、インターンだから、学生だから、社会人じゃないから。そんなスタンスで、大人たちが若者を応援したい気持ちで協力的なのを良いことに、全く前のめりでない学生さんもいます。

学生さんにも、「対価交換」を意識して欲しいのです。

相手の時間を”いただく”代わりに、自分も何かを相手に”お返しする”意識を持っておいて欲しいのです。

等価交換の意味を調べると・・・「価格や価値の等しい物どうしを交換すること。」と出てきます。例文を見ると、「土地と建物を等価交換する」とあります。

お金や物を交換することは、イメージしやすいと思います。

ただ、社会人や大人からして、学生にモノやお金は全く期待してません。

その代わり、「将来性」に期待し、「熱意(心)」が愛おしくて、何かしてあげたいと思うんです。

学生さんの積極的な姿を見ると、なんとなく「自分もこんな時代があったなぁ」と、どうしても応援したくなるのです。

だからこそ、その2つを返して欲しい。

では、今回の例で言うと、どうやって「将来性」と「熱意(心)」を返すのか。

まず、「熱意(心)」は、相手の時間をもらったなら、「質問を考えておく」とか、「話したい内容を持っておく」べきという、当たり前の事をやって欲しいです。すんごい単純なことです。

例えそれが授業の一環だったとしても、誰かが用意した教材とか、授業とか、プログラムに乗っかるだけでなく、学ぶ意欲をもって、自分が知りたい興味を、質問というカタチで返して欲しい。そう思うことがよくあります。

次に、「将来性」をどう返すのか。

時間をもらった人に、結果や進捗を報告をして欲しいのです。

例えば、自分の就活のために時間をもらったなら、その後、その時間がどう生かされたのか?を報告して欲しいです。

いくら忙しくても、自分が応援した若者の活躍を望まない人はいません。

ちなみに、僕は就活生の時に、「忙しい」ことを理由に2回OB訪問を断られた企業の方がいて、「この会社は無いな」と思いエントリーするのを辞めた経験があります。

その時、自分は絶対こうはならないと決意したので、OB訪問のオファーは一度も断ったことはありません。

だからこそ、逆に、学生さんには、自分がその後どう進んでいるかを、どこかのタイミングで、小さな進歩でも良いので報告できる人になって欲しいと思います。

実はこれ、社会人になっても、できる人と、できない人で大きく違います。僕も、博報堂時代に色んな失敗をして、色んな方に叱咤激励してもらって気づきました。

今、独立して、さらに子どもができると、さらに目の前の時間の貴重さを痛感します。

だからこそ、是非、学生さんには、人の”時間をいただく”意識と、それに対して自分の行動で”お返しする”意識を持って欲しいと思います。

では、今日はこのへんで。

このnoteでは、★色んな働き方、生き方があるということをシェアして、結果的に、多くの人が目の前の仕事に忙殺されるだけの人生ではなく、自分の意志で取捨選択した人生やキャリアを歩める世の中になることを願って書こうと思います。僕にとっては、博報堂時代のサラリーマン人生も、その後のフリーの木戸俊介としての経験も、どちらも欠かすことはできません。両方あるから、今の木戸俊介がいると思っています。そういう意味では、特に、今後の将来に対する期待と不安が入り混じる同世代、★29歳~35歳の企業マンに向けて話すつもりで書けたら良いなと思っています。




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