【プレミアリーグ】2021-22監督交代の効果は
2021-22のプレミアリーグは残り3~6試合となり、優勝、残留、欧州カップ争いも絞られつつある。
今季のプレミアリーグでは、9クラブ10人の監督が交代したがその効果があったのか調べてみた。
時系列にすると下記の順番に監督が代わっている。
ワトフォード
今季プレミアで一番最初に監督を変えたのがワトフォード。
開幕から2ヶ月、わずか7試合でムニョス監督が解任された。
解任時は15位と良かったわけではないが、解任するほど悪い成績でもなかったように思える。
ワトフォードは頻繫に監督代えるので、この決断が吉でれば良かったが後任のラニエリは成績が停滞し解任。続いてホジソンが就任したが、上向かないまま今に至る。
3人とも成績はほぼ一緒で、クラブとしては経験のある監督に託したと思うが結果としては失敗だった。
ワトフォードは、今節バーンリーに敗れると降格がほぼ決まる。
ニューカッスル
ニューカッスルは今季監督交代が一番うまくいったクラブになると思う。
ブルース監督は1勝もできないまま辞任。同時期にサウジアラビア資本がクラブを買収したことで一躍金満クラブの仲間入りを果たした。
しかし、監督探しには時間がかかり、3試合をジョーンズが暫定で指揮した。
ようやくエディ・ハウに監督が決まり、就任4試合目のバーンリー戦で初勝利をあげた。
開幕から14試合勝ちなし、降格圏いたクラブが現在は9位まで順位が上昇した。
積極補強の効果も大きいが、エディ・ハウ監督の手腕も評価できるだろう。
トッテナム
チェルシーではプレミアとFA杯を獲り、前年はインテルでスクデットを達成しているコンテ。途中就任かつトッテナムというクラブでも、短期間で仕上げた。色々と言われることが多いが、監督としての腕は確かである。
ノリッジ
4年ほど監督を務め2度のプレミア昇格に導いたファルケ監督を初勝利をあげた直後に解任したノリッジ。
アストン・ヴィラの監督を解任されたディーン・スミスを招聘し最初の3試合は1勝2分と上々のスタートを切った。
しかし、その後は負けが続き降格圏に沈んでいる。
それなりに立て直せていると思うが、戦力的に厳しいところもあり1年での降格が近づいている。
アストン・ヴィラ
プレミア昇格に貢献したディーンスミス。今季はグリーリッシュの移籍もあり、苦しんでいたなか、5連敗が決定打となり解任となった。
リヴァプールのレジェンドであり、指揮官としてもレンジャーズで結果を残していたジェラードが就任。
就任後は安定した結果を残していたが、直近5試合で4敗1分と停滞してきた。今節のノリッジ戦にもし敗れると残留争いに巻き込まれる可能性もある。
マンチェスター・ユナイテッド
退団の声をやまなかったスールシャールが、今季ついに解任された。
しかし、代わりに来たラングニック暫定監督もあまり変わらず方向性があまりはっきりしていない。サー・アレックス以降の多くの監督が務めているが、微妙な時期が続いている。
来季はアヤックスのデン・バーグ監督が就任することが発表されている。
伝統的なクラブを復活を果たすことができるだろうか。
エヴァートン
ベニテスの評判も悪かったが、後任のランパードも成績自体はあまり変わらない。
クラブの状況的に今年は残留することが最優先だと思うので、経験の浅いランパードの選択は失敗だったかもしれない。
今季はかつてないほど、危機的状況であるエヴァートン。プレミアで降格のない古豪をランパードは残留に導くことができるか。
残留するには贅沢と言えるほどの戦力はある。
リーズ
魅力的なフットボールを展開していたビエルサだが、今季は負傷続出もあり厳しい戦いが続いた。失点も当時ワーストの60失点と守備も崩壊していたこともあり、監督交代をクラブが決断。
マーシュ監督は2連敗スタートとなったが、その後は3勝2分と立て直しに成功。降格の危機はあるが一時と比べれば安心した位置につけている。
ただ、この後3試合がマンC、アーセナル、チェルシーと続くため3連敗だと再び残留が怪しくなるかもしれない。
バーンリー
10年以上クラブを率いた功労者のダイチ監督を電撃解任したバーンリー。
今季は暫定でジャクソンが指揮を執っている。
解任ブーストの効果もあってか、負けなしの2勝1分で降格圏を脱け出した。まだまだ安心できないが、残留も十分にあり得る。
お読みいただきありがとうございました。
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