プレミアリーグ 2020-21シーズン -アーセナル-
マンチェスター・シティの優勝で終わった2020-21シーズンの
プレミアリーグ。
アーセナルは2年連続で8位という結果に終わり1995-96シーズン以来
25年ぶりに欧州大会の出場権を逃した。結果をもとにちょっと振り返える。
シーズン結果
<今シーズン>
8位 18勝7分13敗 勝点 61 得点 55 (9位タイ) / 失点 39(3位) +16
ホーム:8位 8勝4分7敗 勝点 28 得点 24 / 失点 21 +3
アウエー:7位 10勝3分6敗 勝点 33 得点 31 / 失点 18 +13
<昨シーズン>
8位 14勝14分10敗 勝点 56 得点 56 (7位) 失点 48(8位) +8
ホーム: 7位 10勝6分3敗 勝点 36 得点 36 / 失点 24 +12
アウエー:12位 4勝8分7敗 勝点 20 得点 20 / 失点 24 -4
昨シーズンはエメリ監督の途中解任、リュングベリ暫定監督を経て
アルテタ監督(9勝6分/5敗)が就任をした。
数字を見る限りでは全体的に昨シーズンよりかはやや良化している。
①全体失点数の大幅な改善
失点数はシティ(32)、チェルシー(36)に次ぐ3位で30点台は3チームのみで
ある。3バックと4バックの併用をしており、DFラインを固定できていたわ
けではないが記録だけ見ると良い内容であった。
②「アウエー」の戦績
昨シーズンが悪すぎたが、とても良化した。
コロナで観客がいなかったことが影響したのか。
③得点数の少なさ
全体の9位タイの数字とやはり少ない。上位にいくためには
60点台はほしいところ。
④上位陣との戦績
マンチェスター・シティ:2敗(H 0-1/A 0-1)
マンチェスター・ユナイテッド:1勝1分(H0-0 / A1-0)
リヴァプール:2敗(H0-3 / A1-3)
チェルシー:2勝(H3-1 / A1-0)
レスター:1勝1敗(H0-1 / A3-1)
トッテナム:1勝1敗(H2-1 / A0-2)
→5勝1分6敗
スコアラー
<今シーズン>
1位 13得点 アレクサンドル・ラカゼット
2位 10得点 ピエール=エメリク・オーバメヤン
2位 10得点 ニコラス・ぺぺ
4位 5得点 ブカヨ・サカ
5位 2得点 ガブリエウ、スミス・ロウ、マルティネッリ、エンケティア
<昨シーズン>
1位 22得点 ピエール=エメリク・オーバメヤン
2位 10得点 アレクサンドル・ラカゼット
3位 5得点 ニコラス・ぺぺ
4位 3得点 ガブリエウ・マルティネッリ
5位 2得点 ダビド・ルイス
全体の総得点数はほぼ同じ中でスコアラーには変化があった。
①オーバメヤンの得点数が激減
二桁は取ったものの昨シーズンの半分以下、パフォーマンスも
満足のいくものではなかった。マラリアにかかるなどコンディションに
苦しんだ部分もあったが、プレミアリーグトップクラスのサラリーを
受ける取るには見合わないシーズン結果だったと思う。
数々の難しいシュートを決めた決定力の復活と主将としての活躍を
来季は期待したい。
②ペペに覚醒の兆し
クラブ史上最高額となる7200万ポンドで加入もプレミアに中々馴染めず
出場時間の低下や退場など苦しむ時期が続いたが徐々に真価を発揮し
始めた。最後の2試合で4点を決め得点数も二桁に乗せて来季に弾みを
持てるシーズンになった。
独特なリズムなサイドからのドリブル突破や左足からの強烈なシュート
など今期以上に躍動すればチームも良い方向にいくだろう。
③若手の躍動
今シーズンから「7」を背負ったサカ、シーズン途中から頭角を現した
スミス・ロウこの二人を中心にマルティネッリやレンタル加入のウーデ
ゴールなど若手選手の活躍に支えられた部分もあるし、彼らのプレーが
楽しみの一つになってわくわくした。来シーズンはバログンやアゼーズ
など期待の若手選手ともにチームを支えてほしい。
④ラカゼットの安心感
実力のわりにはあまり評価が高くない印象だが4年連続プレミアで二桁を
記録しており今シーズンはトップスコアラーとなった。得点だけでなく
ボールキープや守備など泥臭いプレーでの貢献も計り知れない。
契約の問題もあり来季もいるか分からないが起点となったり相手を背負い 込んでのプレーは他の選手では代替が効かないので貴重な選手であると
思う。
その他
<出場時間>
1位 32試合 2724分 ブカヨ・サカ
2位 31試合 2711分 グラニト・ジャカ
3位 29試合 2491分 ピエール=エメリク・オーバメヤン
チーム年間MVPを受賞したサカが一番多く出場した。
前線から左サイドバックまで幅広くこなし、大車輪の活躍であった。
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