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【アーセナル】背番号「11」の系譜

 今季背番号「35」を背負ったアーセナルのマルティネッリが来季から「11」に変更されることが発表されている。
 背番号も若くなり、さらなる活躍を期待したい。
 ここ20年のアーセナルで背番号「11」を付けた選手を調べてみた。

2018-19~2021-22:ルーカス・トレイラ

 2018-19シーズンにサンプドリアから加入したトレイラ。
ウィルシャーの退団によりエジルが「10」に変わったため空き番となった「11」を選択。(ロッカールームでエジルの隣になることが選択の理由だった記憶としている)
 移籍初年度から豊富な運動量を武器に34試合に出場し、スパーズ戦で初ゴールを決めるなど活躍をしていたが、イギリスの気候と食事が合わず苦しんだ。

 現在も所属しているが、直近2年はレンタルで出ているため、「11」は昨年は冬にウーデゴール着け、今季は誰も付けないで終わった。
 トレイラの去就は未定(今季レンタルしたフィオレンティーナに完全移籍が噂されている)だが、来季はマルティネッリが受け継ぐことになった。

2020-21(冬):マルティン・ウーデゴール

 今季から完全移籍したウーデゴールが、昨年冬レンタルで加入時の半年間「11」を付けた。
 なお、現在の「8」は同じくレアルマドリードからレンタルしていたセバージョスが付けていた。
 アーセナルの中心選手となり、来季のキャプテン就任するとの声もあるウーデゴール。もう少し時間が経ったらそう言えばとなるかもしれない。
 背番号「11」では公式戦20試合、プレミアでは14試合に出場した。

2013-14~2017-18:メスト・エジル

 2013-14シーズンにレアルマドリードから当時クラブ最高額の移籍金で加入したエジル。最後の2年間除く5シーズン「11」でプレーした。
 当時久しぶりにワールドクラスの選手がアーセナルにやってきたが、すぐにその力を見せつけ活躍した。
 後味の悪い退団となったが、アーセナルを支えた選手であることは間違いない。
 また、近年では背番号「11」を背負って活躍した(期間も含め)一番の選手と言えるかもしれない。

2011-12~2012-13:アンドレ・サントス

 脆すぎるDFでSBとしては、危なかっしいプレーが多かったアンドレ・サントス。印象的な選手でもあったため、記憶に残っている人も多そう。
 2011-12シーズンにフェネルバフチェから加入し1年半「11」でプレーした。
 ギブスとレギュラーを分け合うような形で、初年度はプレミア15試合に出場。翌年冬にレンタル、その翌年に放出となった。

2010-11~2011-12:カルロス・ベラ

 2005年の16歳の時にアーセナルと契約したベラ。
 加入時は就労許可が下りずレンタルしたが、その後もアーセナルでプレーすることはほとんどなく毎年レンタルを繰り返した。
 アーセナルにいたのは2.5年で、2010-11と12シーズンは背番号「11」が与えられたが、前者は冬にWBAへレンタル、後者は1年レアル・ソシエダにレンタル(そのためアンドレ・サントスが11を背負う)と「11」を背負ったのは実質ハーフシーズンであった。
 2012-13シーズンからレアル・ソシエダに完全移籍し活躍した。
 なお、現在はアメリカのロサンゼルスFCでプレーを続けている。

2004-05~2009-10:ロビン・ファン・ペルシー

 2004-05シーズンから2011-12シーズンまで8年間アーセナルにいたファン・ペルシーは、最後の2年を除く6年間背番号「11」でプレーした。
 怪我により離脱することもあったが、アンリ退団後はエースとして
クラブの中心を担った。
 どちらかというと背番号「10」を背負ったラスト2年間の活躍が凄まじく、特に2009-10シーズンは30得点を決めてプレミア個人賞を軒並み受賞した。

2000-01~2003-04:シルヴァン・ヴィルトール

 2000-01シーズンにボルドーから加入し4年間「11」でプレーしたヴィルトール。
 この期間はアーセナル黄金期で、優勝と2位が2回ずつ03-04は伝説の無敗優勝を成し遂げたシーズンである。
 ヴィエラ、アンリ、ピレスのフランス人ともに、ヴィルトールは主に右サイドハーフの準レギュラーとしてクラブに貢献した。

1997-98~1999-00:マルク・オーフェルマルス

 1997-98シーズンにアヤックスから加入し3年間「11」でプレーしたオーフェルマルス。
 移籍初年度から左サイドハーフのレギュラーとして活躍し、プレミアとFA杯の2冠獲得に貢献した。
 同国のベルカンプへのアシストも多かった。

お読みいただきありがとうございました。

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