とにかく何もやりたくない日
そんな日は、もう諦めて何もやらないことにした。
以前はそういう気だるい日でも、なんとか体を起こして気合いで乗り切っていた。だが、子供ができて時間に融通も利かず寝不足が重なるなど、独身の時とは生活スタイルが変わった今はもう無理することはやめた。
ここで変に気張っても、イライラして結果的にうまくいかない経験をたくさんした。 自分の機嫌をコントロールできないと周りに迷惑だし、なにより近くにいる家族に申し訳ないという思いもある。
だがそうはいっても、何もしないことにも限度というものがある。子育てに関することはどんな日であろうとやることはたくさんあるし、まったくやらないということはまずない。でも、夕飯の準備や家の掃除なんかは1日やらなくてもなんとかなる。
だからそんな日くらいは休んでもいい。仕事帰りの夫に晩ご飯を買ってもらうのだって、毎日なわけでもないのでいいじゃないか。それで今日をやり過ごして、明日からまた機嫌よく家族に接してご飯を作ってみんなで食卓を囲んで。そしてまたその繰り返し繰り返し。
最初は罪悪感もあったが、幸いなことに夫も許してくれるのでそういう日でも気持ちが軽い。こうした余裕を与えてくれるパートナーには感謝感謝である。
家族の理解あってこそ成り立つことは、かなり多い。みんな完璧ではないからやさしい気持ちでお互いを思いやりながら暮らすことが幸福である秘訣だと思う。
幸せ者だなあ。
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