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創作

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オチのない自作の創作をまとめています。シロクマ文芸部参加作品など。
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#小説

【創作】雨の音と別れの歌 #シロクマ文芸部

 雨を聴く歌は多いけど、私が思い出すのは稲垣潤一の『バチェラー・ガール』だ。JASLACが怖い…

海人
9日前
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【創作】赤い傘と別れの季節 #シロクマ文芸部

 赤い傘を買った。確か、ヴィクトリアン風の淑女が描かれた傘だった。青やベージュの地味な傘…

海人
2週間前
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【創作】 その名にちなんで #シロクマ文芸部

 金魚鉢には、赤い金魚が一匹泳いでいる。春休みに母方の祖父母の家に遊びに行った時に、お祭…

海人
3週間前
59

【創作】白い靴の娘 #シロクマ文芸部

 白い靴を脱ぎ捨てて、本宮朱莉はそれを男に投げた。 「ストーカー、どっか行け」  靴は男…

海人
1か月前
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【創作】ある日のテネシー・ワルツ #シロクマ文芸部

 風薫る五月と思える日は、最近の東京にはあまりない。春が終わるとすぐ、湿気混じりの蒸し暑…

海人
1か月前
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【創作】Last of Tanu #シロクマ文芸部

「子どもの日には、どこの柏餅を食べるの?」  居間のソファーに座った、たぬが訊く。たぬっ…

海人
1か月前
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【創作】四月は残酷な月 #シロクマ文芸部

春の夢は、はかない。そう思うのは、春が桜の季節だからだろう。咲き誇ったかと思うと、数日で散ってしまう花。俺の恋も……  酔っ払って、バイト先の雑記帳にこんな文章を書き散らした。その後、下宿に戻り莫迦なことを書いたものだと恥ずかしくなった。明日は朝一で店に行って、あのページを破り取ろうと決めた。  俺がバイトをしている〈カフェ・砂時計〉は、夜には酒も飲める店だ。大学から近いので、もとはサークルの連中とよく利用していたのだが、賄い飯がつくという話に釣られて働き始めた。自分が客

理想の異性 #シロクマ文芸部

「風車の弥七って誰?」  学生食堂で鶴野さんと同じテーブルになった時、そう訊ねてみた。鶴…

海人
2か月前
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突然消えた剛ではなく、フレディやほんの少しカールスモーキーのこと #シロクマ文芸…

 変わる時がある。誰にでも。  私の場合は高二の六月だった。突然、剛が消えた。    剛は…

海人
2か月前
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