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GDを構造化してみる

どうもインターンシップに参加はしているものの、SPIの勉強は相変わらず手つかずの渡邊陽斗です。

GDは面接や、企業の選考で実施されたことはないのですが、学生の支援団体や、企業のインターンなどで軽く練習という感じで何回か経験しました。

今回はそんなGDを構造化してテンプレ化したいと思います。


新たに開設するyoutubeチャンネルのメインコンテンツを提案せよ

これは実際企業のインターンで練習形式でGDのお題として出されました。数値的要素を考えることも必要だが、順序立てて考え、再現性、説得性をもたせる提案をしようというものでした。シビアな感じはなく、考え方と提案に対するフィードバックをもらいました。

以下、GDの進め方を順に構造化して考えてみたいと思います。

現状把握

お題を何個かに区切って、それに対する現状分析をします。今回の例でいうと「新たに」「開設する」「YouTubeチャンネル」「メインコンテンツ」「提供」といった具合です。

例えば「新しい」については、何と比べて新しいのか?誰にとって新しいのか?今はどんなYouTubeがはやっているのか?などをブレーンストーミング形式でメンバー間で共有します。「YouTubeチャンネル」なども同様で、何がはやっているのか?どんなジャンル、YouTuberがいるのかなどです。

理想の状態

現状把握を行った後には理想の状態を考えます。提案する相手(ユーザー、クライアント)などにとってメリットと考えられる部分や、現状の問題を解決できた時の状態などです。例題で言えば、現状として、YouTube市場は飽和状態になってきている。マンネリ化した内容、よく似た内容が多いということが挙げられるとします。その理想の状態とは、YouTubeで差別化をはかって新たなジャンルを切り開くや、リピート率を上げれば安定して広告収入を得られるなどです。

定義づけ(5W1H)

これはGDの説明とか攻略とかでよく紹介される方法ではないでしょうか?

・Who(ターゲット)

・When(いつ、その時・瞬間の感情、どういう気持ちの時か

・Where(どこで)

・What(何を)

・Why(なぜ、メリット)

・How(どのようにして、施策)

という感じで考えるというように教えてもらったことがあるのではないでしょうか?しかし、僕の体感ではGDの15分から20分の間で5W1H全てについて考えるということは難しいと思います。なので、上3つのWho、Where、Whenについては必ず考える、しかし、無理に全てがっつり考えることはせず、ぼんやりと残りの項目について考えてみるという方法がよいのではないかと思います。また、もう一つ重要と思うことがあります。それは、チームで共有しやすい定義にすることです。例えば、みんなが知っているもの。例で挙げるとするならば、アンパンマンでしょうか?これはあまりにも極端な例ではありますが、みんなと意思統一がいかにできるかがGDにおいて重要なことではないでしょうか。

話がそれましたが、5W1Hのこのなかで一番ややこしいと思うところがWhenの部分と思います。When=いつということはみんなわかっていると思うのですが、このWhenは単なるいつではないのです。例題のYouTubeでのWhenを考える際に、多くの人はターゲットがYouTubeを見る時間帯(朝、昼、夜、隙間時間など)を考えると思います。(実際、例題を考えた時にはWhenを朝として考えてました。)

Whenを考える際に重要なことは、YouTubeを見るときの気持ちやそのときの状況、背景を含めたWhenであることです。いつ(見る瞬間)だけを考えてしまうと、朝、昼、夜、16時など時間だけしか考えず、浅いものとなってしまう可能性が高まります。

例題でいうと、週末(金曜日)に飲み会があって、次の日土曜日の朝家に帰ってきたことに気づいたときとか。金曜日に友達と飲んでいたときに友達との差に打ちひしがれた時などです。この場合、時間+感情が含まれていることになります。そうすると浅い定義にならず、どんどん明確なアイデアが浮かんでくる可能性が高まります。

アイデア(案)出し

5W1Hで先ほど定義付けした後、アイデア出しを行っていきます。このときに重要な事はアイデアをとにかく出すということです。発散に徹するということですね。ただ一つ重要な事ですが、発散に徹するといいながらも、発散収束、発散収束を繰り返すことが理想ということです。突飛なアイデアから、議題からそれないように少し収束(軌道修正)することが良いかも知れません。あまり発散して、議題から外れてしまうと最後の発表の形に収まらない可能性があるからです。発表できないという事態は一番避けなければいけないものです。なんとかチームでゴールを意識して議論を進めましょう。

収束

先ほど行った案だしで出たアイデアを精査しします。定義に沿ったものか。ゴール(目標)を実現するためのものか。実現可能性は高いか。このような観点から、チームのみんなで確認しながら案を最終決定していきます。

練習

1分から2分ほど発表の練習があることが理想でしょうか。ぶっつけ本番で発表というのは不安要素がありますので、やはり練習する時間を残してGDを進める事をおすすめします。話し方をチームのメンバーに聞いてもらって、フィードバックを1回もらうだけでも発表のクオリティーは格段にレベルアップするのではないでしょうか。

発表

GDの最後を締めくくる発表。これは本当に大事な工程であると思います。議論が長引いて発表する練習する時間がとれない場合は口がうまい人に任せましょう。そんなスペシャリストがいたらの場合ですが。

よくアドバイスを受けるのが結論ファーストですね。結論ファーストで話すのって難しいですよね。僕は口下手なので、前置きが長くなったり、結局何が言いたいねん!となってしまいます。このようにわかっているなら後はひたすら練習あるのみ!

人間の集中力ってほんとに一瞬といわれてます。かつ、別におもしろくない話なんて誰が聞いてくれるでしょう。面白くない話なら、なおさら聞きやすいい話に工夫する必要があるでしょう。


終わりに

GDは就活支援団体や、インターンで少しやったくらいで、本選考などの真剣本番の場でやったことはないので、えらそうにいえる立場ではないのですが、今日は自分のアウトプットの場として記事にさせていただきました。コロナで、リーマンショック以上の就職氷河期が訪れると予想されているので。22卒の我々世代は本当に不安ですね。今の時期から少しずつでも対策をしましょう。私もSPIとかしたいと思います。

今回もお読みいただきありがとうございました!


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