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23卒に伝えたい。就活の軸の作り方

今回の話は就活の軸の作り方について話をしていきたいと思います。そもそも就活の軸とはなんぞやという方に就活の軸について説明したいと思います。

皆さんは中学・高校・大学とどのように選んできましたか?私は中学は公立っでしたので地元の中学に進むことになりました。高校では自分の学力と偏差値が妥当かどうかを軸に候補が3校くらいできてその中で一番高い偏差値の学校を目指して勉強を頑張り見事第一志望の高校に合格しました。大学も高校受験と同じく自分の学力と偏差値を基準にしていました。(大学受験は第一志望の大学ではなかったけれども。)

話は長くなりましたが、私が言いたいことは今までは自分の学力と偏差値を基準をメインに自分の進路を選んできたということです。私が受験生で勉強が嫌になったときにはよく親から「今しっかり勉強して良い学校(偏差値の高い)に行けば自分の将来の選択肢が広がるよ」と言われてきました。しかし、大学以降は企業偏差値なんてものは存在しないのです。東証1部上場や、給与、福利厚生の数字の変動や、数は変わるものの〇〇大学は偏差値がこれくらいでA判定なんて基準がありません。

このように企業を選ぶ基準として就活の軸や企業選びの軸があります。自分が企業を選ぶ上で優先的に考えたい条件は何かを就活の軸としてしっかりと確立した上で企業を選定するのです。

私の就活の軸

ここで、恥ずかしながら私の就活の軸を発表させていただきます。

①同じ志を持った仲間と切磋琢磨したい
②責任の仕事を任される環境
③自分の周りの人を幸せにしたい

以上の3つを軸に就職活動を行っていました。皆さん自分の就活の軸を聞いてみてどう思いましたか?

そうです。こんな軸では企業を全然絞れません

なんと、日本には約420万社存在しているらしいです。こんな抽象的な3つの軸では自分が行きたいと思う会社、自分に合っているという会社は見つけられないでしょう。

しかし、面接ではよく就活の軸を聞かれます。あなたの就職活動の状況を教えてください。あなたはどのように企業を選んでいますか?これらの質問は就活の軸に繋がります。

そして、質問に対して自分の過去の原体験や価値観を抽象化した軸を面接の会社に沿って自信満々に語ってください。私のこの軸が御社のこういう所と非常にマッチしていると思います。私の強みを生かせる場所は御社です!御社が私の求めている理想の環境です!という感じに意気揚揚と語るのです。

というように、就活の軸は自分に合う企業を選ぶ為や面接の際の頻出質問なので作っておく必要があるのです。

しかし、実際のところは三つの就活の軸を作ったとしても企業を選ぶ際の決め手になることはありません色んな会社を見て回って自分が興味を持てる。面白そう。楽しそうに働く社員さんが多い。いいな。そんな感じでしらみ潰しに試行錯誤を私は行っていました。やっぱり、20年間学生をしていただけですから将来のこと会社のことなんて全然わかりません。一つ一つ合う合わないをインターンや会社説明会、OB訪問を繰り返して選ぶ方法を私は実践していました。


就活の軸の作り方

就活の軸の作り方は大きく分けて二つあると僕は考えます。

①自分の過去の原体験(エピソード)を元に抽象化する
②他人の就活の軸を聞きまくり、参考にする

僕はこの二つかなと思います。一番強いのが自分の過去のエピソードや記憶で求めている価値観や求めている環境、感情がプラスに動く瞬間基準を探すのです。

①自分の過去の原体験(エピソード)を元に抽象化する

例えば、僕でしたら①の軸では、理想は高校野球部みたいに甲子園という一つの目標に向かって皆んながお互いに高い志を持って日々切磋琢磨する環境です。高校野球部みたいな会社だったら自分はモチベーションを維持したまま長く働けるかなという風に自己分析している時に思いました。

また、②の軸では、僕は責任を感じる時に力を発揮できることが自己分析でわかりました。また、責任を感じる(スリル)を求めている事もわかりました。昔からリーダーや、キャプテン、学級委員長など、先頭に立って責任を感じるポジションを求めている事がわかりました。反対に責任を感じることができない場合は自分ごととして真剣に取り組むことができないという問題点も発見することができましたので、改善策として責任を任される環境がいいと思いました。

③の軸は、自分の育った環境が大きいです。両親は共働きですが、土日は休みで少年野球の送り迎え、お弁当など子供を第一に考えてくれましたので、自分も将来子供ができた時にはそうしてあげたいと思いました。

このように自己分析を進める中で自分が求めている環境や自分が輝いていた瞬間を抽象化し、軸の一つとすることが1つの手です。

②他人の就活の軸を聞きまくり、参考にする

2つめの方法は言うならばパクリです。正直言うと就活の軸は抽象度が高いため多くの人に当てはまる部分があると思います。友達や先輩、就活のセミナーなどで出会った人など様々な人の就活の軸や意見を聞いて自分が共感できるモノを参考にしてみると良いと思います。人間の最終的なゴールは「幸せになる」こととしている人が多いと思いますので全く自分と考えが違うなと思うことは少ないと思います。また、違うと思ったら逆に自分が求めている軸が明確にできると思いますので色んな人の価値観や就活の軸を聞いてみるといいと思います。

終わりに

今回は就活の軸の作り方について話を進めてきました。実際就活の軸を面接の場で話す機会などは多いと思うので就活の軸は色んな人に聞いてもらいながらブラッシュアップし続けていってください。

ここで本音の話なんですけど就活の軸を面接で聞かれた場合大抵の場合

「それってうち(当社)じゃなくても良くない?」

「それって見分けることが難しいと思うけどあなたはどのように企業をチェックしているの?」

このような深掘り質問が来ます。しかし、決して動揺しないでください。あなたが自己分析や様々な人を経てブラッシュアップした洗練された(抽象化)軸でありますのでその軸を逆に具体化させて企業とのマッチ度を熱烈に語ってあげればいいのです。

御社の○○な部分は私が過去に○○していた経験から私の求めている環境だと思いますので、モチべーションを高く維持したまま働けると思います!など自信満々に質問に答えましょう。きっと面接官の方に自分を良く理解していて表情からも活躍してくれそうだ。と思われ合格すること間違いなしです。

今回もお読みいただきありがとうございました。あくまでも自分の経験を元にした話ですので異論は認めます。23卒の就活生の何か少しでも参考になれば幸いです。


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