誇大妄想的恐怖とプロジェクト「杞憂」

 怖いのは何?
 地震 雷 火事 オヤジ?

 近視眼的には、やはり地震と天気(雷)でしょう。
 未知の感染症も怖いけど、逃げられるといえば逃げられるから・・・

 そこで、誇大妄想的に考えてみた。

 新星爆発 太陽磁気嵐(太陽嵐) 巨大隕石

 新星爆発は、~近隣~で起こると致命的です。
 ⅹ線や強力な紫外線、放射線が、太陽からのものに比べて数桁外れて降り注ぎます。
 数十光年以内で発生すれば、地球はこんがりと焼きあがって、地表から生物は痕跡すらなくなるでしょう。
 過去の大隕石での大全滅の比較にはならない規模になるでしょう。
 まあ、起きる可能性は非常に低い。
 ~近隣~の構成は皆おとなしそうで、ベテルギウスくらいが目立っている?
 でも、万一のそのまた万一でも発生すると致命的。

 太陽嵐は、まあ、太陽の少しばかりの咳き込みのようなもの。
 でも、大騒動になる。
 小規模の磁気嵐程度なら、全世界のコンピューター・電子/電気製品、送電線網、その他もろもろが、交通機関まで含めて壊れて、復旧に数十年はかかるでしょう。
 何せ、現代の機械のほとんどは電子チップが必須で、シールドされていないものはすべて吹っ飛ぶから、車・飛行機・船・鉄道は停止。飛行機は墜落しかないでしょうね。
 ネットは当然、人工衛星・ISSはこんがりと焼きあがる。
 農林水産業全ても機械=チップに頼っているから当然ガラクタ。
 牛馬と鋤鍬、斧と鋸での伐採、小舟での近海漁業の人力作戦しかできなくなる。
 鉱山も手掘りですね。
 当然、電力回復なんて数年先だから製造業は軒並みダウン。
 そのうえ、電話・電信(懐かしい)含めて情報通信も全滅で、全世界の大企業や政府も無力。
 幸い、大規模な戦争・戦闘はできないでしょうが、銃器と火薬は役に立つから、戦国自衛隊版の戦国時代へ世界各地が突入。
 でも、人類としては生き残れるでしょうね。
 動植物界も影響ないでしょう。
 もっとも、これは~小規模~な場合。
 もう少し太陽が咳込むと、電磁嵐で済まなくて、強力な太陽風=太陽嵐が~地上~に吹き荒れて、「今日は暑いですね」では済まない温度と放射線のダブルパンチになる。当然、オゾン層など吹き飛ばされて、致命的な紫外線も加わり、地表は~殺菌~されてしまう。

 巨大隕石は、小規模なら恐竜全滅の再現。大規模なら太陽系第三惑星の定義が変わるくらい。

 と、地震や豪雨・感染症などで怯えている今はまだ幸せな方だと~誇大妄想~

 逃げるといっても、地球全体・太陽系全体・太陽系の周辺数百光年全体が対象になる。
 隕石=地球全体 太陽嵐=太陽系全体 新星爆発=周辺数百光年

 逃げる先は無い?

 ここからさらに誇大妄想。

 逃げ方はある。
 宇宙進出をして、火星植民など無視して、ひたすら太陽系外での生存を目指す。
 筆者が好きなスペースコロニーの恒星間版を開発して、できれば恒星が少ない星域まで生存圏を広げる。

 まず、打ち上げの効率化のための軌道エレベータ―。
 初期は太陽光をエネルギー源としてのスペースコロニーから始まって、軽水素核融合をエネルギー源&推進手段にしての太陽系外進出から、恒星の過疎星域までの生存域拡大。

 ざっと妄想しても千年単位の大事業。
 先ずは、初期のコロニー実現でも十年単位で、『みんな一緒になって』やらなければならないほどの世界規模のプロジェクト。
 まあ、軌道エレベータ―だけでも大事業ですが、見返りの軌道上製造工場という膨大な経済的利益もあるから、経済面でも大いに有利でしょう。

 国境とか海域とか宗教とか民族や思想なんてことで騒いでいる段階ではないのですよ。
「今までずーっと同じ危険性があったから、急に言われても」
というご意見には、
「人類もようやく地球外からの災害の可能性を検討できる段階になったのですよ」
とお答えするしかないでしょう。

 まさに、杞憂ですね。
 ほんとうに~天が降ってくるかもしれない~のですから。
 杞憂は、知識が増すと戯言から真実に変わるってことですかね。

 ということで、この誇大妄想なプロジェクト(過疎星域で生きる)を
  『杞憂』
と呼びましょうか?

 戦争をやっている暇はないのです。
  いや、戦争をやっている暇は無いことに気づいたのです。
 気づかない幸福か、知ってて無視する愚かな幸福か、対面して進んでゆく生存努力か。
 筆者ごときが声を出しても、国内/国際間政争や、宗教・思想闘争、企業間競争に夢中の~世界の指導的階層~には届きませんがね。

bye

ありがとー