IOCアスリートファーストの嘘   副題:投票へ行かないと変わらないよ

 繰り返すが、これは恣意であり、仮説であり、証明する気も無い個人的な意見である。

 IOC会長のバッハが来日し、2つの虚言で己を飾った。
・アスリートファースト
・開催国である日本人の安全

 特に1項目目は心にもない表面だけの虚言である。
 いや、本人も自分を騙している虚言である。
 一流の詐欺師は自分を信じて詐欺をする

 アスリートファースト?
 日本の夏は尋常でない酷暑である。
 何故酷暑の夏に開催させるのか?
 第1回東京五輪は秋に開催されたのに、今は何故酷暑の夏なのか?

 酷暑にもかかわらず、屋外競技は午前から開始される。
 何故夜の気温が下がった夜にしないのか。

全てはIOCの最大の収入源である放映権

 開催期間は、アメリカの休暇期間に合わせられている。
 競技時間は、アメリカのゴールデンタイムに合わせられている。
 IOC最大の収入源への配慮は、忖度が何も日本固有のものではないことを明らかにしている。

 何故、アスリートは文句を言わないのか?

 単純な理由である。
 IOCににらまれると、自国のオリンピック委員会ににらまれる。
 それはオリンピックどころか、あらゆる試合出場で不利になることを意味する。

 正論を正論として主張できるのは、実力と財力のあるプロテニスプレーヤーくらいだろう。
 正面切って試合時間変更を公言できるのは、普通のアスリートには不可能である。
 テニスであれば、トッププレーヤーはオリンピックを無視しても、その人気と実力はテニス関連団体を動かしうる。
 彼らにとって、オリンピックは不随物でしかないし、テニス団体もトッププレーヤーの意向は無視できない。
 かの女性プレーヤーを無視で着なかったように。
 だから、IOCの意向より、正論を放てるのである。

IOCは権力に居座りすぎている

 不透明な委員や会長の選出方法。
 絶えず問題になる開催地決定競争での、わいろ問題。
 アスリートファーストと言いながらの金権運営。

 金が絡む競技団体すべてに共通する汚濁に、IOCも塗れている

現実を認識すべき

 人間の奥底には、長い物には巻かれろ の意識がある。
 そして「まあまあ、それが世間の常識だから」という根拠のない言葉にも流されやすい。
 これは、戦時下に「愛国者団体の無法」を可能にする、根源の力である。
 先の大戦でも、愛国者と自称する考えの浅い「町内会長」「婦人部部長」「町のお偉方」など、平凡な市民が突如狂暴になり「愛国心」を押し付けて一般市民を苦しめたことは事例が多すぎてあきれるほどである。
 同じことが、「アスリートファースト」「世界平和の祭典」という飾り言葉を錦の御旗に掲げられるオリンピックで行われている。

 戦時下に、愛国精神を掲げながら裏で暴利をむさぼった政商に似たICOの金権運営が、アメリカの巨大な放映権確保のための、

アスリートを無視した開催期間
アスリートを無視した競技時間
コロナ禍を無視した強硬開催

に、如実に表れている。

平和の祭典は飾り言葉だけにしかなっていない

 オリンピックの意義の一つには、世界平和もあるだろうがオリンピック外交がどれほど世界平和に関係しているのかははなはだ疑問である。
 オリンピック開催で集まった各国首脳間の非公式会談など、世界を飛び回って直接のリアルタイムの交渉を続けるアメリカ国務長官などの行動を見ると、既に時代遅れも甚だしいものである。
 世界一周が短時間でできる現代でも、客船が海外渡航の主流だった時代遅れの慣習を引きずっているだけである。
 また、オリンピック休戦の効果に何があるのだろう。実際休戦が行われているのかすら疑問である。
 オリンピック程度で休戦するものは、元来、小競り合い程度のものでしかなく、深刻で根深い争いはオリンピックなど完全に無視しているのである。
 「平和の祭典」もすでに飾り文句になっている。

時代遅れの運営で暴利を得る仕組みの変更が必要

 このように,IOCは既に効果的な運営が行われえない団体に成り下がっている
 クーベルタンは政略に利用されるオリンピックを嘆いた。
 今のIOCを見たなら、政略と金権にまみれた運営に、オリンピックの祖であるという自らの称号をかなぐり捨てるであろう。

IOCも日本政府も同じ穴のムジナ

 IOCの福祉対象はアスリートである。
 しかし、運営の主眼は巨大スポンサーであるアメリカメディアに向いており、アスリートの事は優先項目のトップテンに入っていることすら疑問視される。
 優先項目のトップスリーは

「金権」
「会長と上位の委員の保身」
「IOC委員会自体の保身」

である。
 同じことが日本政府にも上げられる
 福祉の対象が「主権者である国民」であり、「国民の健康な生活」であるにもかかわらず、根拠のないワクチン効果のごり押しで、経済効果すら疑問視されるオリンピックを強行する。

「政治家自身の保身」
「役人の保身」
「政党の保身」
「官僚機構の保身」

が、最優先事項となって、国民の健康な生活は服地項目になり果てている。

「常識」ではなく自分で調べて自分で判断を

 さて、バッハ会長や菅首相に代表される、美談をで塗り固めた主旨の塗り替えが許されるのは、その図々しさが実力であると誤解している我々に最終的な原因があると言える。
 ○○が言っているから
 マスコミの意見だから
 私は良く分からないから

という常套句で、調べることも考えることも放棄しているために、最終的なしわ寄せが自分たちに跳ね返ってきている。

あなたの決断で あなたの子供 の幸せが決まる

 戦争に陥る原因は、特に20世紀以降では、その最大のものは、無関心で無責任で他人の判断で動く「実質的な主権者である国民」である。
 先の大戦への参戦という愚行も、大日本帝国憲法の上の主権者ではなく、実質的な主権者であった国民の、他人任せと無関心と流され気質に合った。

 今のあなたの行動・決断は、貴女の子供の幸せの礎を作る。
 高度成長期時代の父祖たちの努力の上に、今のあなたたちの豊かで安楽で平和な生活があるように、今のあなたたちの行動が、目の前で無邪気に遊ぶあなたの子供の人生を決める。

 できることはある。
 今からでも間に合う。

現状を直視し、情報の真偽に注意しながら収集し、自分で考えて、来たる選挙で投票する
・どの政党に投票するかを「自分で決める」
・投票後の最低一年は、政権の動きを見て次の投票への経験とする。

 これだけでよい。
 既に、二大政党制は過去の遺物でしかなく、今の選挙は政権政党支持への意思表示、人気投票でしかないにしても、その意思表示が意味を持つ
 与党政党の中でも、国民の医師に対する危機感を持つものが増えている。
 権力と金権だけの政治家だけではない。
 ・・・と信じて、自分の意見で投票する。

 そして、日本国政の動向は世界政治に影響し、やがてごうまんなIOC、そしてFIFAなどの金券運営すら改変できるだろう。

先ず隗より始めよ
とは
まず自分で考えで投票することから始めよ
である

bye


 



ありがとー