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関西人はなぜ笑う?

こんにちは、@ShogoUenakaです。

とある研究によると、子どもは1日に平均400回笑っているのに対して、20~30歳の大人は平均15回、70歳を超える高齢者は平均して2回ほどしか笑わないという報告が出ています。

また、”笑い”について面白いデータもあります。「経済的豊かさが笑いに直結する」事実です。単刀直入に言うと、年収が高い人ほど心に余裕があり、笑う人が多い。

次に面白いのが、お笑いの聖地である関西に絞ったデータです。関西人はお金持ちだろうと、貧乏であろうと、孤独であろうと、笑う。古今東西のデータと比較しても、やはり関西人は多く笑うそうです(笑)

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参考:https://www.obachaaan.com/

研究者によるところ、これは心理学の範疇では収まらず、歴史学が関係するだろうと言われています。商の都であった大阪では”笑い”が人と人とのコミュニケーションの一部であって、なるべく角がたたないよう、相手に気持ちよく取引してもらおうと、常に人間関係を大切にしてきた歴史があります。

コミュニケーションツールとして活用されてきた「笑い」。

今回はお正月らしく笑うことで多くの健康的メリットが生まれること、また社会全体のソーシャルグッドへ繋がる近道だという内容をお伝えしたいと思います。

笑いの文化

お正月の恒例行事と言えば、そう漫才です。また最近ではガキの使い笑ってはいけない、M-1グランプリが年末年始の一大イベントとなりました。人を笑わせることは、幸せを分け与えることとして日本に根付いてきた良き文化です。

〜 笑う門には福来る 〜
(Laugh and grow fat)

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日本には馴染みのあることわざで、割と小さな頃に一度は目にした、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。年賀状などでは『笑門来福』のイラストがよく使用されたりもしていますね。

この『門』とは『家庭・家族』の意味を指し、いつも笑いが絶え間ない家、明るい家庭には幸運がやってくると昔から伝えられてきました。

語源のルーツはと言うと、お正月に友達や家族と一緒に行うゲーム『福笑い』からきているそうです。

 

笑いの科学的根拠

笑うことは、実はこんなにもたくさんのメリットがあることが科学的にも証明されています! 一部ですが、それらを説明してみたいと思います。

①神経ペプチド
笑うことで免疫のコントロール機能をつかさどっている脳に興奮が伝わり、善玉ペプチドが大量に生産され、それをリンパ液で流しナチュラルキラー細胞(NK細胞)を活性化させます。この細胞が活性化すればするほど、がんや感染症にかかりにくくなると言われています。

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参考:https://shiryoku1.com/laugh/


②エンドルフィン
脳内の麻薬とも言われる脳内ホルモンの一種。笑うことでエンドルフィンが多く分泌され多幸感をもたらします。肉体的に分泌される方法はランニング中のランナーズハイや、鍼治療によるツボの刺激、また性行為などで癒しを感じた時に分泌されます。

精神的な分泌方法として、食べものを我慢しない、好きな場所へ旅行したり自然に触れる、そしてコストパフォーマンスが良いのは『笑う』ことです。

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参考:https://ameblo.jp/20140301/entry-12205622462.html


③DHEA-S(デヒドロエピアンドロステロンサルフェート)
長い名前ですが簡単に説明すると「若さを保つホルモン」です。笑うことでこのホルモンが分泌し、免疫力を高めたり、筋力を維持したり、代謝を高めて体脂肪を減らすダイエット効果があります。DHEA-Sの働きによって、生活習慣病のリスクを減らすことができると言えます。

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参考:https://anshinkaigo.asahi-life.co.jp/activity/kenko/02/


④セロトニン
「ガハハッ」と笑うことで幸福ホルモンのセロトニンが脳内で多く分泌されます。笑うことで血行を促進させて脳の働きを活発にし、自律神経のバランスを整え、抗うつや痛みの軽減、免疫機能の向上に効果があります。食事や習慣からもセロトニン活性化に繋がります。

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参考:http://www.inship.jp/sp/special/1809/1809_01.html


笑いをデザインする

笑うことを本能的に嫌いという人は、おそらくいないと思います。笑うことは誰もが平等に与えられたスキルで、実は猿や犬、またねずみといった哺乳類動物も笑うことができるそうです。

”良い笑い”をソーシャルデザインする。笑いは仲間を巻き込む力があります。当社でも取り組む予定のソーシャルビジネスでは、コミュニティがとても重要です。1人で解決できないことも、同志が集えば夢叶う。

笑いのサプリメントで、新年も挑戦していきましょう!

【著者プロフィール】
180株式会社(ワンエイティー) 代表取締役 上仲 昌吾
Twitter @ShogoUenaka

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アメリカ・カリフォルニア州・サンディエゴで4年間過ごし、あらゆる価値観に触れてきました。現在ソーシャルビジネス事業化に向け構想中です。ソーシャルグッド、サーキュラーエコノミー、ベネフィットコーポレーションを実践されている方、是非とも意見交換をさせていただければ幸いです。