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【食べ物編】知ると納得するエシカルな認証マーク_国内版

食材のパッケージや衣類のタグに記載されている「認証マーク」をご覧になられた方は多いことかと思います。見れば「あぁ〜、あれね」と、見覚えのあるマークですが、ただ、それが一体何を意味しているのか、恐らく知らない方も多いのではないでしょうか?

今回のnoteでは、日本国内で認証された商品に記載される認証マークをピックアップし、箇条書きでわかりやすく説明しています。知っている人、また全く存在を知らなかった人も、これを機に少しでもマークが意図する内容にご興味いただければ幸いです。

●はじめに

そもそも認証マークが付いていることで、どのようなメリットがあるのか?先ず考えられるのは「エンドユーザーとのコミュニケーション」です。一目でパッとわかる視覚記号(サイン)を表示することで、言葉で商品を説明しなくとも信頼感がそこで生まれ、消費者に対して安心感と信頼感を与えられます。

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また対エンドユーザー(B2C)のみでなく、企業間取引時(B2B)でも有益性があります。取引相手が同じ第三者機関から認証を受けてマークを取得していれば、信頼関係から契約がスムーズに進み双方の手間が省けるといった具合です。

●フェアトレード(Fair Trade : 公平貿易)


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🌞一言で表すと🌞

公平・公正な貿易

•発展途上国で生産された商品を適正な価格で取引
•生産者の持続的な生活向上を支える仕組み
•1960年代ヨーロッパで普及した消費者運動がきっかけ
•世界のフェアトレード商品市場規模1兆742億円(17年)
•日本のフェアトレード商品市場規模約124億3600万(18年)

【主な製品】300種類以上
コーヒー、紅茶、カカオ、スパイス・ハーブ、果物、加工果物、ワイン、オイルシード・油脂果物、切花、コットン製品など

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【主なブランド】
スターバックス、ネスプレッソ、UCC、ネスレ、ベン&ジェリーズ、森永、TOP VALUE(イオン)、COSTCO、COOP、KALDIなど

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【取得費用】
初回認証料・・・・・・・20万円〜5万円(取引額に応じて変動)
ライセンス料・・・・・・製品小売価格の1% or 重量課金
年間ライセンス認証料・・5万円〜3万円
参照:フェアトレードジャパン

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●レインフォレスト・アライアンス

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🌞一言で表すと🌞

土俵・水域の保護活動

•土壌の質の改善、水域保護など生産方法に関する実地研修
•森林や熱帯林を守るための土地管理の実践
土俵の炭素貯留を増やし、温室効果ガスの排出を避ける取り組み
•児童労働、強制労働、劣悪な労働条件等の公平化
•農村の貧困サイクルを断ち切り、持続可能な未来へ

【主な製品】
コーヒー、紅茶、お茶、生花、チョコレート、カカオ、マカデミアナッツ
参照:レインフォレスト Shop the Frog

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【主なブランド】
キリン(午後の紅茶)、森永乳業(マウントレーニア)、リプトン(レモンティー)UCC、イオン(TOP VALUE)
参照:レインフォレスト

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【取得費用】
収穫量Kg当りに対してのライセンスフィー。基本的に農場経営者が負担。
※キリンビバレッジは積極的に農場支援に乗り出しています

例:ブラジルコーヒー農園
328,735kg(コーヒー総生産量)×$0.06(ライセンスフィー)=$19,724
参照:レインフォレスト・アライアンス

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●海のエコラベル(MSC認証とASC認証)

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🌞一言で表すと🌞

魚を獲り過ぎない、ルールと管理が徹底された証
(MSC認証=天然魚、ASC認証=養殖魚)

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•魚をとりすぎないようにする
•魚や生き物のすみかを守る
•魚をとるための決まりをしっかり守る
•どこで獲った魚か経路を遡れれる(CoC認証
•イギリス・ロンドン、日本事務所は2007年に開設

【主な製品】
サケ、ブリ・スギ類、淡水マス、シーバス・タイ・オオニベ類、ヒラメ、熱帯魚類、ティラピア、パンガシウス、二枚貝(カキ、ホタテ、アサリ、ムール貝)、アワビ、 エビ、海藻

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【取得費用】
初回認証料・・・規模により異なる 160万円〜1,270万円($1=106.15円)
ロイヤリティ料・製品小売価格の0.3~0.5%
年間商標使用料・約22,500円〜225,000円(1£=140.97 円)
参照:MSCエコラベル使用申請

●有機JASマーク

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🌞一言で表すと🌞

農薬や化学物質に頼らず自然界の力で生産された食品、オーガニック

•農薬や化学肥料に頼らず、自然の恵みを生かしたできたもの
•農薬を2年間使用していない土壌で育てられたこと
•遺伝子組み換え技術を使っていないこと
•「有機農産物」「有機畜産物」「有機加工食品」「有機飼料」
•1年に1回は、登録認定機関の調査

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【主な製品】
米、野菜、麦、大豆、ゴマ、ココナッツ、甘栗、蜂蜜、レモン、ゆず、しょうゆ、コーヒーなど

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【取得費用】※法人でJASのみ申請の場合
総額・・・・・・225,000円ほど/1件
認証申請費用、書類審査費用、検査日当、移動日日当、報告書作成
費用、判定費用、その他経費(旅費交通費、通信費)
※ロイヤリティは不要
参照:NPO法人有機農業認証協会

●まとめ

今回は「食」にフォーカスした認証マークを紹介しました。たった1つのマークだけのように思えますが、申請に至るプロセスを知るとより安心・安全の信頼が生まれることかと思います。

衣類・日用品」に使用されるエシカル認証マークについても紹介していますので、宜しければご覧ください。

【著者プロフィール】
180株式会社(ワンエイティー)代表取締役 上仲 昌吾
Twitter @ShogoUenakaでも発信しております

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アメリカ・カリフォルニア州・サンディエゴで4年間過ごし、あらゆる価値観に触れてきました。現在ソーシャルビジネス事業化に向け構想中です。ソーシャルグッド、サーキュラーエコノミー、ベネフィットコーポレーションを実践されている方、是非とも意見交換をさせていただければ幸いです。

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180(ワンエイティー)代表、ソーシャルビジネスで価値観を180°覆す|22歳で単身SAN DIEGOへ渡米。アメリカで様々なバックグラウンドを持ちつつも起業に挑戦している人たち感銘し、帰国の際に起業を決意。ソーシャルビジネス、Bコーポレーションをキーワードに再出発中。

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